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建通新聞社(中部)
2024/01/09

【三重】松阪総合病院 24年3月にも事業者を公募

 恩賜財団済生会松阪総合病院(松阪市朝日町1ノ15ノ6)は、新病棟新築の事業者を2024年3月末にも公募する予定だ。7月に事業者と契約した後、新築工事に11月ごろから着手し、27年3月の竣工、同年7月の開業を目指す。発注方式は一般競争入札で、総合評価方式の採用を検討している。
 新病棟は、柱頭免震構造の鉄骨造7階建て延べ4万5000平方b程度。病床数は現在の430床と同水準になる。設計は山下設計(東京都中央区)が担当。
 既存病棟は、第1病棟が鉄筋コンクリート(RC)造地下1階地上6階建て、第2病棟が鉄骨一部RC造地下1階地上7階建て、PET棟がRC地下1階地上4階建て。総延べ床面積は2万8631平方b。
 建設予定地は、既存病棟の北側にある第2駐車場。第2駐車場は平面と2階建ての自走式駐車場で構成される。
 新築工事に向けて、第2駐車場と隣接する看護婦待機寮は24年8月から解体する。既存の第1・2病棟は、新病棟の開業後に解体して平面駐車場にする。各施設の解体工事は、新築とは別に発注して順次、進めていくとみられる。
 同病院は当初、20年に新病棟の供用開始を目指していたが「松阪市民病院在り方検討委員会」で松阪市内の同病院、市民病院、松阪中央総合病院の基幹3病院を再編する案が議事に挙がったため、計画を一時中断していた。しかし、老朽化に加え、同委員会から市長へ、市民病院の運営に指定管理者制度の導入が望ましいとの提言が示されたため、計画を再開させていた。

提供:建通新聞社