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建通新聞社四国
2024/01/12

【香川】高松市 チャリロトグループで競輪場再整備

  高松市は、DBO方式を採用して高松競輪場を再整備する。事業者を公募型プロポーザル方式で選定した結果、チャリロトグループを優先交渉権者に決定した。代表企業はチャリ・ロト(東京都品川区)、構成企業は梓設計関西支社、四電技術コンサルタント、大成建設四国支店、日栄建設。1月中旬に基本契約を締結し、3月市議会議決後に本契約を結ぶ。期間は事業開始から30年間。事業費の上限額は75億円(税込み)。
 老朽化した既存施設(収容人員約1万4000人)を集約・コンパクト化(収容人員約2600人)する。また、西側の駐車場など既存余剰地の利活用に民間活力を導入。公正・安全な競輪開催に加え、未来のサイクリストの育成や臨海部のにぎわいを創出するなど、競輪場を核とした「自転車を中心としたまち」へと誘導を図る。
 新スタンド棟は鉄骨造見込みで4階建て延べ3829平方b、新選手管理棟は鉄筋コンクリート造見込みで2階建て延べ3332平方b。プレス棟(鉄骨造地下1階地上3階建て延べ959平方b、1991年建設)と選手宿舎(鉄筋コンクリート一部鉄骨造5階建て延べ3057平方b、99年建設)は継続利用する。
 計画では、24年度下期から25年度上期後半に開催しながら仮設場外車券場と新チータカ広場を先行して整備する。25年度上期後半から26年度上期に本場開催を休止し、プレス棟と選手宿舎を残しながら中央スタンドなどを解体撤去。26年度上期から27年度下期前半に引き続き本場開催を休止し、スタンド棟、選手管理棟、バンクの改築工事に着手する。27年度下期前半から28年度上期に高松競輪場をプレオープンし、本場開催を行いながら仮設場外車券場の撤去と残工事エリアを整備する。
 解体する既存は、中央スタンドが鉄骨一部鉄筋コンクリート造地下1階地上4階建て延べ8491平方b。西スタンドが鉄筋コンクリート一部鉄骨造3階建て延べ6762平方b。北スタンドが鉄筋コンクリート一部鉄骨造4階建て延べ3663平方bなど。敷地面積は7万5097平方b、そのうち余剰地エリア2万6079平方b。
 所在地は福岡町1ノ453ノ4他。

提供:建通新聞社