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秋田建設工業新聞社
2024/01/15

【秋田】仙北市卒田地区の水道未普及解消事業/6年度に52u規模の配水ポンプ場建設

 仙北市上下水道課は、令和元年から着手している卒田地区の水道未普及解消事業に関し、6年度に配水ポンプ場(田沢湖卒田上清水)の建設と延長1,343mの配水管布設を進める方針。全体計画は、JR田沢湖線沿いや同線の南側で延長約18,000mの配水管や配水ポンプ場1棟の建設などを行うもの。ポンプ場の実施設計は三木設計事務所が担当、建設費は約2億5,000万円を見込む。当初は事業期間を7年度までとしていたが、進捗状況を踏まえ延長する方針。

 水道未普及解消事業は、水道未整備地区を対象に配水管の新設を行うもの。山谷川崎地区と卒田地区が対象で、山谷川崎地区は4年度に整備が完了している。卒田地区の計画給水人口は311人、計画給水量は1日あたり99uで、2年度から着工。4年度までに延長3,554mの整備か完了している。
 今年度は第5工区、第6工区で配水管布設などを進めているほか、延長約3,000mの配水管新設実施設計を三木設計事務所に委託。今年度末時点で、配水管布設の残整備は延長約12,000mとなる見通し。

 6年度は、延長1,300m(HPPEφ150)と43m(同φ100以下)の配水管布設を進める方針。また、ポンプ場の建設では施設棟1棟(RC52.2u規模)を建設し、配水池1基2層(SUS・有効容量117㎥)、配水ポンプ2台(3.7kW・0.278㎥/分)を設置する。

 7年度以降の残整備延長は、約10,000mとなる見通しから、事業期間を当初の7年度から延長する予定。ただ、今年4月から水道整備・管理の管轄省庁が厚生労働省から国土交通省と環境省へ移管されることにより、これまでと同様に国庫補助金を確保できるか不透明なため、完了年度は未定となっている。

提供:秋田建設工業新聞社