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北陸工業新聞社
2024/01/17

【石川】新年度に実施設計着手/広陽小学校は増築を先行/26年度から長寿命化改良/白山市

 白山市は、知気寺町地内の広陽小学校について、増築と長寿命化改良事業を計画している。2024年度に躯体調査や実施設計に着手し、25年度から増築工事を先行して進めていく方針だ。
 同小学校の施設規模は校舎がRC造3階建て延べ5007平方メートル。体育館がSRC造平屋建て979平方メートル。今年度は敷地内における樹木の移植を実施した。全体計画によると、24年度に増築および長寿命化改良に向けた実施設計を推進。25年度から増築工事に先行着手し、26年度から2カ年かけて既存校舎の長寿命化改良工事を図っていく見通しだ。総事業費は28億6900万円を見込む。校舎整備のほか、将来的に体育館やグラウンド、プールの改修工事も計画している。
 同校区である鶴来北部地域の柴木地区と部入道地区では、昨年夏に土地区画整理事業が始動。近接する両地区で今後、宅地開発に伴い、若年層や子育て世帯の増加が想定されることから将来的な備えとして同小学校の増築を行い、児童の受け皿強化を図る。
 1982(昭和57)年度に建設された同小学校では昨年度、教室の不足を受け、パソコン教室や多目的ルームの特別教室を普通教室に改修し、転用している。全体的に施設の老朽化も見られるため、児童にとって安心・安全の教育環境を整える狙いから、市は設備を含めた長寿命化改良も実施する。

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