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秋田建設工業新聞社
2024/01/17

【秋田】若者支援住宅で造成と市道拡幅/設計施工一括、3月29日開札

 にかほ市総合政策課は、平沢字白幡森ほかで行う若者支援住宅整備に関し、宅地造成工事(約17,445u)と、隣接する市道2路線の拡幅工事(行ヒ森7号線L約90m、上谷地・中谷地線L約38m)を設計施工一括で公告した。建設(土木)とコンサル2者によるJV案件。3月29日に開札して5月に仮契約、議会承認を経て6月に本契約・着工する。工期は7年10月頃を想定、予定価格は2億8,712万6,400円(税込)。住宅本体の建設には7年度以降に着工する予定。

 若者支援住宅は、人口減少・少子高齢化対策、地域活性化や若者の定住化・地元回帰を促進するため、平沢字白幡森・中谷地に低廉価格で貸し出せる住宅として建設するもの。当初はBTO方式で発注し、今年度から整備を進める予定だったが、日本銀行の長期金利引き上げなどにより事業費が上昇、現在は住宅の整備内容などを見直している。住宅整備が遅れることから先行して造成などを行う方針。

 設計施工の公告案件における参加資格は、設計を行う企業と建設を行う企業の計2者によるJVで、建設企業が代表者。設計業務では、国土交通省の建設コンサル(道路、都市計画及び地方計画部門)と、県建設コンサルの登録、県内に主たる営業所または営業所を有することを要件としている。建設業務は、土木一式の特定建設業許可とにかほ市一般土木A級などが要件。

 設計業務では事前調査や測量調査、地質調査、開発行為などに係る各種書類作成などの関連業務、設計業務(基本・予備、実施・詳細)などを実施。
 工事では、若者支援住宅敷地約17,445uの宅地造成、宅地に隣接する市道2路線の拡幅工事を実施する。拡幅は、行ヒ森7号線の約90mで現況幅員約3mを7m(車道W5.5m、路肩W1.5m)に、上谷地・中谷地線の約38mで現況幅員約3mを7m(車道W5.5m、路肩W1.5m)にするもの。

 本体工事の建設は、地域優良賃貸住宅制度に係る交付金を活用する方針で、7年度の交付決定を目指し、現在は国・県と事前協議を進めている。

提供:秋田建設工業新聞社