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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/01/18

【群馬】太田市は大島市営住宅の新築工事を計画

太田市は大島市営住宅(大島町312−1)で新築工事を進めており、2024年度は1期工事の第2段として残る2棟10戸で新築工事を予定する。工事発注は23年度と同様に建築工事、電気設備、機械設備の3分離で一般競争入札公告となりそうだが、10戸を一括して発注するかどうかは未定。工事費は22年度3月補正予算で継続費を設定しており、24年度は3億4692万6000円を位置付けている。
大島市営住宅は全てRC造5階建ての6棟構成。敷地面積は1万2778・9uとなり、A〜F棟は2棟ずつ東西横並びで隣接している。1979〜80年に完成し、総戸数は150戸。間取りは2DKおよび3LDKで、各部屋55・2u〜70・3uの床面積となっている。老朽化しているために、22年度時点ではA、B棟を対象に改修を進める予定だったが、資材高騰などの影響を受けて不調となり、新築へと切り替えた。
1期工事は2カ年で計画し、合計で8棟36戸を新築する。23年度の新築工事は計6棟26戸で実施し、既存A・B棟の跡地に建設を行っている。W造2階建て、1棟につき250〜300uの規模。施設機能は、過去に新築を行っている三島市営住宅や鳥之郷市営住宅を基本としている。
建築工事は3工区に分けて発注。1工区を塚越建設(太田市)、2工区を大沢建設(太田市)、3工区を守屋建設(太田市)が担当している。電気設備および機械設備は3工区を一括して発注し、電気設備を野村電気(太田市)、機械設備を日研(太田市)が受注した。なお、1期工事に関する設計業務は北村建築設計事務所(太田市)が担当している。24年度についても同規模で建設を進めていく。
また、各住宅には太陽光発電設備工事も併せて実施し、5kw程度のものを設置する。23年度は新築する6棟を一括して公告済みとなり、24年度についても同規模のものを一括しての公告となりそう。
集会所の建設工事についても23年度に進め、市営住宅内の南側の駐車場として活用していた箇所で実施。W造平屋、床面積141uの規模で市川建設(太田市)が施工を手掛ける。
2期工事については最短25年度に、今回のスケジュールと同様にC、D棟を解体後、敷地内に新築を進め、E・F棟と続いていく。
なお、22年度は解体工事を発注し、加藤建設興業(太田市)がA・B棟で担当し進めた。解体規模はRC造5階建て、延べ床面積は3444uとなる。内装解体や駐輪場の解体についてはハツガイ(太田市)が手掛けた。