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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/01/19

【群馬】新庁舎建設工事に着手 6月ごろの公告へ


安中市は、安中高校跡地(安中2−2926−1ほか)に整備する新庁舎の建設工事について、6月ごろの公告を計画している。入札方式については検討を進めている段階。9月にも工事へ着手し、2025年度中の完成を目指す。新庁舎での業務開始は26年5月ごろを予定している。実施設計は石本建築事務所(東京都千代田区)が受託しており、24年5月末までの履行期限でまとめている。
新庁舎は安中高校跡地約1万2700uに建設する。基本設計段階における新庁舎は庇・駐輪場・車庫を含みRC造3階建て、延べ床面積は7724uの規模となる。内訳は◇1階(庇など含む)=3517u◇2階=2825u◇3階=1354u◇塔屋=28u−。高さは19・10mとなる。本体工事の概算事業費は約43億2000万円と試算している。
電灯設備はLEDとし、フル2線リモコンスイッチや人感センサーなどを採用する。また、屋上に屋外型キュービクルを設置。さらに、防災電源・BCP対策として屋上に非常用発電機を設置するほか、災害時72時間対応のため地下オイルタンクも完備。2階屋上には10kWの太陽光発電設備を設置する見込み。駐車場に電気自動車の充電用として、急速充電器と普通充電器を整備する。
空調換気設備では、熱源設備として空冷ヒートポンプチラーおよび地中熱利用ヒートポンプチラーを採用。また、◇1階執務室=天井チャンバー多孔吹出空調システム◇1階エントランス・待合=空気式床輻射冷暖房システム◇2階執務室=水冷媒天井放射空調システム◇議場=単一ダクト空調システム◇執務室、各室、共用部=換気設備外気処理空調機−などをそれぞれ設置する。排煙設備は自然排煙方式とし、中央監視に中中央監視装置やBEMS、個別空調集中リモコン、自動制御設備を備える。
給水設備は上水が受水槽(屋外)+加圧給水ポンプユニット方式。雑用給水は雑用水槽(床下ピット)+加圧給水ポンプユニット方式とする。給湯設備については業務用エコキュートを採用している。
現在、実施設計を進めているほか、旧安中高校校舎などの解体工事を関東建設工業・萩原工業JVが5月31日までの工期で実施している。