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建設新聞社
2024/01/23

【東北・山形】大蔵村が新庁舎基本・実施設計プロポ

 大蔵村は、村役場新庁舎の整備に向けて、基本設計・実施設計の公募型プロポーザルの手続きを開始した。意思表明書および一部技術提案書は2月9日17時までで、技術提案書は3月6日17時まで。3月中旬に審査・ヒアリングとその結果を通知する。
 参加資格では一級建築士事務所の登録と、山形県内の本社所在などを求める。
 現役場庁舎は、同村清水2528地内に1962年に建設。現在の規模はRC造2階建て、延べ1653平方b。耐震性を満たしていないことが判明し、また最上川沿岸に位置することから多発する水害に備え浸水想定区域外への移転が課題となっている。
 町は昨年度に基本計画を策定し、合海明土(あいかいあくど)地内の敷地1万平方bへの移転を決めた。
 新庁舎は同じく老朽化が著しい村中央公民館の機能も併せた複合施設とし、基本計画では庁舎ゾーンが延べ2300平方b程度、中央公民館ゾーンは延べ1200平方bを見積もってる。今回の業務では基本計画に基づいてこれらの基本・実施設計一式を作成する。構造は基本設計で詳細を決定する予定。
 履行期限は2025年2月28日までで、うち基本設計は今年8月30日までの完成と承認が必要となる。建設工期は25年4月から26年12月までを予定しており、供用開始後の27年度に現庁舎を解体する。
 事業費は22億7200万円を概算している。

 提供:建設新聞社