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建通新聞社(中部)
2024/01/25

【愛知】ブラザー 新社屋整備へ準備工に着手

 ブラザー工業(名古屋市瑞穂区苗代町15ノ1)は、瑞穂工場における新社屋の新築に向け、既存建物の解体などを行う準備工事に1月中旬から着手した。7月中旬には準備工を終え、年内に着工する予定。およそ400億円の総事業費を見込むプロジェクトが、いよいよ本格的に動き出したこととなる。
 新社屋の計画規模は、鉄筋コンクリート造8階建て延べ約6万8000平方b。瑞穂工場敷地内の中庭を中心に建設する。建物内には本社機能の他、同工場第1〜3工場の機能を導入。研究・開発の拠点として生かす考えだ。環境への取り組みとしては、省エネ設備の導入や太陽光パネルの設置、敷地内の緑化などを計画。ZEB認証の取得を目指す。
 新社屋の完成は2026年を予定。設計・施工を担当している事業者について、ブラザー工業は回答を控えた。
 準備工事の名称は「ブラザー工業/瑞穂建替プロジェクト先行準備工事」。新社屋の整備予定地に立つ工場(地下1階地上1階建て延べ1200平方b)を解体するとともに、従業員用駐車場を撤去する。施工はブラザー不動産(名古屋市瑞穂区)が担当している。
 工事場所は名古屋市瑞穂区河岸1ノ1ノ1。機能を新社屋へ移転する第1〜3工場は、同施設の完成後に解体し、跡地を一般へ開放する公開空地として転用する予定。現在の本社社屋は新社屋の稼働後も当面の間、使用して、本社周辺の関連会社を集約する方針だ。


提供:建通新聞社