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建通新聞社四国
2024/01/26

【高知】北川村 地域脱炭素移行交付対象事業まとめる

 北川村は、宗ノ上川での小水力発電所建設など地域脱炭素移行・再エネ推進事業計画の交付対象事業をまとめた。脱炭素先行地域づくり事業に選定されたことに伴い実施するもので、総事業費は72億8385万円。計画期間は2028年度まで。
 直接事業として、小水力発電施設の整備や公共施設のZEB化などを実施する。小水力発電施設は4カ所での整備を予定しており、宗ノ上川が199・9`hで、23年度中に設計を終えて24年度に着工する。事業費は7億0126万円。蛇谷川が199・8`hで24年度設計、25年度施工、事業費7億0103万円。矢筈谷川が179・7`hで25年度設計、26年度施工、事業費7億1869万円。平鍋清水バイパスが160`hで26年度に設計、27年度に施工、事業費8億4700万円。
 保小中一体化施設(学校教育施設)では25年度の詳細設計、26年度の着工を目指す。高効率照明機器導入を含めた事業費は26億9200万円を見込んでいる。この他、役場庁舎のZEB化、EV充電設備の設置、村営住宅、村民会館での調光型LED導入なども行う。
 北川村振興公社が主体となる事業では、公共施設に太陽光設備、蓄電池の設置を進める。対象施設は庁舎や保小中一体化施設、北川村温泉ゆずの宿など。規模は施設ごとに異なるが、10〜85`h程度の設備を想定している。

提供:建通新聞社