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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/01/26

【群馬】県伊勢崎土木事務所が利根川の河川改修で3件発注

県伊勢崎土木事務所は利根川のうち、伊勢崎・玉村工区として進めている河川改修事業で、年度内に3件の工事発注を計画している。いずれも条件付き一般競争入札となり、月内には利根川へ流れ込むガニ川での樋門工事を公告。その後、2月と3月には築堤工事を1件ずつ公告する。同工区のうち、堤防かさ上げ区間として進めている約2600mについては、2024年度中の完了を目指す。
利根川の河川改修事業は、群馬県管理区間となる県道綿貫篠塚線五料橋の上流側から端気川との合流地点付近までの約5500mが対象。水害リスクの軽減を目的に堤防かさ上げや河道掘削などの工事を行うことで対策を進めている。
うち、現在事業を進めているのは、国道354号伊勢玉大橋から上流、主要地方道藤岡大胡線玉村大橋までの約2600mで堤防かさ上げを進めている。約2600mのうち、これまでに最下流部から約955mでかさ上げ工事が完了。また、本年度の発注で445m区間の工事が進んでいるところ。
ガニ川は、玉村町樋越で利根川の左岸側に合流している。月内に公告する工事は樋門のうちボックスカルバート部分が対象で、内空断面B2・2m×H2・7mで延長29・9mを整備する。門本体の制作・据え付けと機械工事と電気工事が残っている。設計は、技研コンサル(前橋市)がまとめている。
今後、公告する築堤工事2件は、いずれも工種を土木一式としての発注を予定。2月に公告するのは1工区として、玉村町樋越地内で藤川との合流点付近から上流へ約300m区間で計画している。3月に公告するのは玉村町上福島地先で、5工区としてガニ川との合流付近から上流へ約550mが対象となる。
今回発注する工事が完了すると、残る区間は約350mとなり24年度に実施し、かさ上げ区間の完了を目指す。