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日本工業経済新聞社(埼玉)
2024/01/23

【埼玉】川越市、12の地域別構想を改定へ

 川越市が改定検討を進めている地域別まちづくりの構想で形がみえてきた。
 市内12地区のうち、川越・本川越・川越市の各駅周辺に当たる「本庁」地区は、川越北環状線の早期整備に加え、道路沿道の適切な土地利用の誘導に取り組む。歴史的町並みのイメージを損なわない整備、駅〜歴史的市街地間の連続性確保を重視する。新河岸川沿いの遊歩道整備によって、水と緑の歩行者網を築く。
 本庁地区の東、「古谷」地区では伊佐沼を軸に水・緑の拠点化を目指す。南古谷駅への北側改札の設置、駅前広場の整備といった駅周辺の計画に注力する。南古谷駅周辺を境に隣接する「南古谷」地区では、区画整理済み用地の住環境の保全・育成のほか、川越志木線(国道254号バイパス)の立地を捉えた、沿道型施設の誘導に力を入れる。
 本庁地区より西側の「霞ケ関」地区は、的場・笠幡各駅の周辺を整備して生活拠点となる施設・機能の充実を図る。道路関係は新川越越生線の整備で進行を図る。同地区に沿う入間川でも河川環境・景観の保全、レクリエーション機能の充実に取り組む。北小畔川など周辺は樹林地がある集落環境を維持する。
 「霞ケ関北」地区は、霞ケ関駅周辺の都市機能の充実、交通結節点に適した駅周辺の整備を推進していく。
 本庁地区より南の「高階」地区では、新河岸駅周辺の医療機能・生活利便施設の充実、新河岸駅北通り線の整備推進などが目標。隣接する「福原」地区の場合は、まとまった樹林地を生かす森林公園の整備に向け検討に動く。
 ほか地区も含め、市は特徴・課題・将来性などを踏まえた構想改定を今後正式に具体化する。26日まで改定素案に対する意見を募集中だ。