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　大型の港湾工事１件が年度末入札に追加されそうだ。県まちづくり課は、東郷湖羽合臨海公園の湯梨浜町宇野地区で階段護岸の修復に取り掛かる。工事費は２億円超と見られ、２月〜３月にかけて発注に踏み切る。
　現場は橋津川東側で、宇野地区のキャンプ場に隣接する海岸護岸。３年前の秋に、緩傾斜護岸が遊歩道とともに崩落しているのが見つかり、同課が修復に向けて検討を進めてきた。
　長年の風浪を受けて、護岸の基礎部が吸い出しされたものと見られる。修復延長は約１２０�bで、主に海岸ブロックを入れ替える。
　基礎捨石の取り出しと据え付けは水中作業が伴い、同課は「かなりの難工事になる」（担当者）と話し、月内から２月初旬までに発注数量をまとめる。
　発注にあたっては、潜水士を必要とするため「港湾工事」業者が対象となりそう。同課は２月〜３月にかけて契約を締結。海上の静穏度が高い夏場の５月〜８月にかけて集中施工する。

日刊建設工業新聞