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建通新聞社(中部)
2024/01/31

【愛知】岩塚の大型物流施設 詳細明らかに

 ラサール不動産投資顧問(東京都千代田区)とNIPPO(東京都中央区)は、中村区岩塚町に新築する大型物流施設の詳細を明らかにした。本紙既報の通り、延べ8万平方b超のマルチテナント型物流施設として開発する。着工は2月初旬を予定している。
 同施設は、鉄骨一部鉄筋コンクリート造4階建て延べ8万0740平方b。制震構造を採用した。トラックバースは1階と2階に設け、2階までのスロープを整備。荷物用エレベーターと垂直搬送機は4基ずつ設ける。また、2階には受変電設備を設置し、洪水・高潮などの災害に備える考え。
 環境面への取り組みでは、全館LEDによる省エネ対策、太陽光発電施設の設置による再生エネルギーの活用を計画。CASBEE「Aランク」の取得を見込む。
 建設地は名古屋市中村区岩塚町竜子田11ノ3他の、三菱重工岩塚工場跡地。敷地面積は4万0012平方b。南側にはラサールとNIPPOが共同開発した物流施設「ロジポート名古屋」が隣接する。
 施設名称は「岩塚物流施設(仮称)」。完成は2025年6月末を予定している。
 施主はラサールとNIPPOが組成する特定目的会社クスノキ(東京都港区)。設計・施工は清水建設名古屋支店(名古屋市中区)、設計監理監修は日立建設設計(東京都千代田区)が担当している。


提供:建通新聞社