トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2024/01/31

【福井】福井県解体工事業協会/創立30周年記念式典・祝賀会行う/技術力を発揮/一層社会貢献/能登半島地震の犠牲者に黙とう捧げる/会員一丸で益々魅力向上

 一般社団法人福井県解体工事業協会(矢野智孝会長)の創立30周年記念式典が27日開催された。福井市大手3丁目のザ・グランユアーズフクイで。正会員20社と賛助会員55社が力を合わせて歩んだ歴史を振り返り、今後も一丸となり邁進する決意を固めた。解体業の高い技術力と魅力をまとめた映像も流され、ますます社会に貢献していくとしている。

 式典冒頭、元日に発災した能登半島地震の犠牲者に全員で黙とうを捧げた。
 まず、矢野会長が主催者挨拶。建設リサイクル法や業種独立の重要な意義、さらに現場第一線で活躍する職長の大きな役割も強調した。その上で、今後の解体業に展望を示し「やはり人が集まり、若者に魅力のある業界を目指していきたい」と力強く抱負を示した。
 感謝状の贈呈では、協会前身の福井県建物解体業協会で事務局長を務めた故・林喜代志氏の功績を称え、奥様に手渡しした。
 表彰状の贈呈では、正会員で30年表彰の2社、20年表彰の4社を賞賛。また賛助会員の25年表彰27社、15年表彰8社も称え、矢野会長が、ねぎらいと感謝の気持ちを込めた。
 祝辞は、杉本達治県知事の代読を田中秀樹土木部長、山崎正昭参議院議員、稲田朋美衆議院議員、公益社団法人全国解体工事業団体連合会の高橋仁副会長が、節目を祝い、益々の活躍にエールを送った。祝電も披露され、記念映像も流された。
 閉会の辞は、同協会の北川賢一副会長がお礼を込めて述べた。
 続いて、記念の祝賀会が開かれ、矢野会長が若者に魅力をアピールする重要性を改めて強調して挨拶。滝波宏文参議院議員が挨拶。乾杯発声は自粛し、祝宴に入った。協会顧問の山浦光一郎県議会議員が挨拶。中締めは、全解工連の稲村行彦専務理事が務めた。
 閉会の辞は、協会顧問で協会創設の功績者、矢野勝士氏(吉勝重建)が阪神・淡路大震災時に尽力した経験など30年の歩みを振り返り、一層の団結を呼び掛けた。

表彰状贈呈
■正会員
〈30年表彰〉 川健土木
       吉勝重建
〈20年表彰〉 大高重建
       サカエ
       元井建設工業
       上田チップ工業
■賛助会員

〈25年表彰〉
矢野商店
アメニティウエルネス
池田金属
入場タイヤ
宇野酸素福井営業所
共栄建機リース
コマツサービスエース
シラサワ建機
高石機械産業福井
西営業所
日本生命オフィス太田
深谷
道端組
山形商店
ヨシカワ福井営業所
米原商事福井営業所
レンタルのツダ
日本キャタピラー福井営業所
北鋼産業
三菱ふそうトラック・バス福井支店
コベルコ建機日本
中部支社北陸営業所
北国リース福井営業所
本郷砕石
喜多川技術修理
ニューチップ運送
ヤマセ商会
日立建機日本
金沢営業所
オカダアイヨン
北陸営業所

〈15年表彰〉
山下鋼業
サバエリサイクル協同組合
巌本金属
北陸ダンハイト
ユアサ
中西木材
ゴーウェル
増田喜

田中秀樹土木部長が杉本達治知事の祝辞を代読。「持続可能な資源循環型社会の実現へ、解体工事業の役割は益々大きく、施工技術の向上など一層の活躍を」と強調した。

稲田朋美衆議院議院は「矢野会長は法改正など様々な問題解決へ、全国的に活躍され、誇りに思います。2024年の働き方改革でもリーダーシップを発揮されている」と敬意を表した。

山崎正昭参議院議院は、解体工事業が2016年に、業種確立を図った実績に触れ、「皆様の健全経営と、結束力を発揮された賜物」と功績を称え、一層の活躍にエールを送った。

公益社団法人全国解体工事業団体連合会の高橋仁副会長は「アスベスト問題が大きく、今後に法改正も見込まれる状況」などと課題を指摘。解決に向けた福井県協会の存在価値を強調した。

hokuriku