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秋田建設工業新聞社
2024/01/31

【秋田】雨水幹線基本案、八橋・泉の被害軽減計画/浸水対策の業務、日水コンが落札

 秋田市上下水道局は1月31日、同市の大雨浸水対策として中通・南通・楢山地区に敷設する新たな雨水幹線の基本設計、八橋・泉地区の浸水被害軽減計画策定の各業務を開札し、いずれも日水コンが落札した。このうち新たな雨水幹線の基本設計は10月末までにまとめ、その後すぐ詳細設計に着手、8〜10年度の3カ年で敷設工事を行う予定。

 雨水幹線はエリアなかいち裏の中央通りから羽州街道を中通小学校脇、楢山地区の住宅街を通って川口汚水中継ポンプ場まで、中通、南通、楢山地区などの市街地に延長2,200m、管径2,600mmで計画。既設合流管の地下部に敷設し、氾濫量の約2割(約12,000㎥)を一時的に貯留する予定。既設管と新設管の間に特殊マンホールを設置し、既設管からの雨水受けと新設管への雨水吐きを想定している。

 また、昨年9月の豪雨で被害を受けた八橋・泉地区の浸水被害軽減計画では、大道東橋近くの草生津川沿い(既設草生津川左岸3号幹線流末、八橋田五郎2)にポンプ1基を設置し、大雨の際、河川に雨水を排水する。来年度はポンプの詳細設計を委託する予定。

 今後は内水浸水想定区域図の作成も開札。広面や横森、桜地区を対象に実施。浸水常襲区域以外の簡易的な区域図も合わせて作成する。7年度は残りの土崎、将軍野、山王、新屋地区を対象に作成し、同市の区域図作成をいったん終える予定。

提供:秋田建設工業新聞社