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日本工業経済新聞社(埼玉)
2024/01/30

【埼玉】県、計637病床を公募へ5月にも医療審に諮問

 県医療審議会は26日、第8次地域保健医療計画に基づく病床配分の新たな公募手続きを5月以降に開始するスケジュール案を確認した。配分を予定している病床数は5圏域で計637床。
 2月〜4月まで、募集する医療機能について各圏域の地域医療構想調整会議で協議する。5月ごろの医療審に県が公募実施を諮問し、病床公募を開始する。2025年度までの着工を条件に医療機関の計画を募る。
 新たに配分する計637床の内訳は▽南部160床▽東部127床▽県央26床▽川越比企254床▽西部70床。本年度に未配分だった109床と、計画中止となった54床も合計に含んでいる。
 第7次計画上の病床配分については今回採択した。南部医療圏の公平病院(戸田市)が24床、県央圏のこうのす共生病院(鴻巣市)で8床を加える。いずれも川越比企圏となる若葉病院(坂戸市)が8床、菅野病院(同)も8床を追加、新病院の富家療養病院(仮称、川越市)では120床新設、しらさき川越病院(仮称、川越市)は21床追加となった。
 本年度の場合、公募スケジュールは23年6月の公募告知、同9月〜10月の計画受け付け、同11月〜12月の地域医療構想調整会議開催、1月の医療審採択という流れになっている。