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建設新聞社
2024/02/01

【東北・岩手】盛岡市が盛岡南地区物流拠点の開発事業者選定

 盛岡市は、盛岡南地区に計画する物流拠点の開発事業者について係る公募型プロポーザルを実施した結果、フジタ・カガヤ不動産JVを候補者として選定した。
 物流拠点の整備地区は同市永井地内の約90f。昨年4月にオープンした新たな野球場「きたぎんボールパーク」がある盛岡南公園を囲む形で計画。今回の業務では、物流事業者の用地需要となるおおむね60fの事業用地および区画道路などを整備する。
 整備地区内の地権者を対象としたアンケート調査では回答があった約60lが「住み続けたい」としており、地権者の意向を考慮をした移転先の確保が求められるため、開発区分を分割して整備する場合は、最初の工区の地権者交渉から起算しておおむね5年以内に最終工区の地権者交渉への着手を条件としている。また、立地事業者(予定建築物の用途)は物流事業者または物流事業者への賃貸を目的とした施設の建設、維持管理を行う者となっている。
 インフラに関しては盛岡ICや盛岡貨物ターミナル駅などの交通インフラへのアクセス性が高い西仙北北川線(盛岡南公園以北)と永井赤林線、前田四ツ長線は優先的に市が整備する。
 今後は、市と開発事業候補者との間で業務の履行に必要な具体の履行条件などを内容とする協定を締結するほか、地権者説明会の開催、土地利用変更手続きを実施。土地利用変更手続きに約2年半を見込んでいるため、整備着手時期は26年6月ごろを想定する。

 提供:建設新聞社