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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/02/05

【群馬】太田市は2024年度当初予算案示す


太田市(清水聖義市長)は5日、2024年度当初予算案を示した。小学校照明器具のLED改修へ3億5596万9000円を計上したほか、弓道場建設に4億円を盛り込んだ。このほか、新田文化会館・総合体育館改修事業として空調改修や外壁改修などを内容にした工事を計画し、3億8865万2000円を投じる。また、一般廃棄物選別施設整備事業やスポーツ施設照明改修事業にも取り組んでいく。
清水市長は記者会見で「大きな予算を組めたことをうれしく思う」と述べた。
一般会計予算は15億円増となる対前年度比1・7%増の909億円となり、過去最大の予算規模となった。普通建設事業費は同7・7%減の113億1753万円とした。なお、構成比は12・5%。
小中学校照明器具LED化事業は24年度は市内全小学校25校を対象にLED化事業に取り組む。同事業は国が30年までに照明をLED100%にする方針を出していることに加え、30年には蛍光灯の供給も停止する見込みとなることから計画。25年度には中学校全校でのLED化を進める。
弓道場建設事業は旧太田東小学校(東本町53−14)の一角で計画している。竣工から30年以上が経過しており、雨漏りやシロアリなどの被害が発生している状況。また、利用団体からは遠的の併設について要望がされており、現在の敷地では改修や増築が不可能なために、建て替え工事を行うこととなった。新たな弓道場はS造平屋で、床面積は800u程度を見込んでいる。23年度は糸井建築設計事務所(太田市)が設計業務を進めた。既存の弓道場解体は25年度の工事発注を予定している。既存弓道場は瓦葺きのW造平屋で床面積541・53uの規模となっている。1987年に建てられた。
新田文化会館・総合体育館改修事業は空調設備改修をメインに工事を進め、2カ年で行う予定となる。設計業務は勝山工務所(前橋市)が担当した。文化会館と体育館は複合施設で、96年に完成した。RC造4階建て、延べ床面積1万731・60uで、敷地面積は2万7345・52uとなる。998席のホールや、面積2205・8uのアリーナなどが整備されている。
スポーツ施設照明改修事業では、運動公園野球場などでLED照明改修などを行う。
一般廃棄物選別施設整備事業は清掃センターの解体跡地に整備を予定。設計業務は2023年度に日建技術コンサルタント(大阪府大阪市)が手掛けている。
道路関連では目立った新規事業はなく◇幹線道路整備事業=3億1101万1000円◇道路維持整備事業=3億3000万円◇排水対策事業=2億1500万円◇道路ストック(橋梁)定期点検・修繕事業=1億2000万円−などを計上した。
また、新規事業として公園トイレ洋式化改修事業に着手。5700万2000円を計上し、要望があった43公園56基を対象に洋式化を図る。このほか、新田学校給食センター解体事業では親子方式での配食を進めており、老朽化する同センターを解体する。予算は8001万4000円を計上した。