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建設新聞社
2024/02/05

【東北・宮城】山下設計を特定/宮城県の聴覚支援校設計プロポ

 宮城県は、仙台市八本松の聴覚支援学校の改築に向けて「聴覚支援学校校舎等改築設計」の公募型プロポーザルの手続きを行い、山下設計を特定した。次点は佐藤総合計画。契約締結は6月下旬を見込む。
 聴覚支援学校は、仙台市太白区八本松2の7の29地内の敷地2万7936平方bに所在する。学部は幼稚部、小学部、中学部、高等部・専攻科に分かれている。校舎棟は1971年度に竣工し、築後50年以上が経過しているため老朽化対策と機能強化を目的として建て替えを計画した。
 既存施設の延べ面積は、南校舎674平方b、東校舎2072平方b、中校舎2261平方b、北校舎2425平方bで、校舎は全て合わせて約7400平方b。また、体育館878平方b、寄宿舎棟1834平方bなど、施設全体では総延べ1万3000平方b規模となる。
 新築する校舎は延べ約5800平方bで、管理諸室(約1800平方b)、普通教室(約1000平方b)、特別教室(約1600平方b)、共用部分(約1400平方b)を想定。このほか、工業技術科実習棟(約380平方b)、寄宿舎(約1640平方b)、屋内運動場(約880平方b)、付帯施設として駐車場170台を設ける計画。
 業務概要は新築設計、解体設計の各一式と、グラウンド整備設計など。履行期間は2026年3月6日まで。
 校舎と寄宿舎の改築工事は26年度早々にもWTOなどで発注し、28年度内の完成、29年度供用を目指す。また29年度に既存校舎解体、30年度に屋体改築とグラウンド整備、31年度に既存屋体を解体するスケジュールを組んでいる。予定工事費は約58億円(税込み)を試算している。

 提供:建設新聞社