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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/02/06

【群馬】桐生市は2024年度当初予算案を示す

桐生市(荒木恵司市長)は6日、2024年度の当初予算案を明らかにした。新規事業として黒保根町を対象としたリトリート環境整備事業に1億7716万8000円、心身障害者施設の桐生みやま園の移転に向けた旧川内北小学校解体工事費などに1億7478万8000円を計上した。現庁舎の解体工事費は2億8360万円などを計上。幼稚園施設改修事業では広沢認定こども園の新築などに着手する。
荒木市長は記者会見で「桐生の宝磨き上げ予算をテーマに予算編成を行った。活力ある桐生市の実現に向けて効果的な予算を組みことができた」と語った。
一般会計予算は42億6000万円増、対前年度比9・3%増の499億7000万円となった。普通建設事業費は35億9198万3000円の増額となり、同69・2%増の87億8200万9000円とした。なお、構成比は17・6%。
リトリート環境整備の内容については公民連携による観光客の長期滞在につながる観光施設整備に着手する。黒保根運動公園、芝生広場等の整備、荒神山展望台、水沼駅前等観光案内所の改修などに取り組んでいく。
桐生みやま園移転用地整備は旧川内北小学校跡地で整備を計画し、同校の建物解体工事、不動産鑑定評価業務を行う。
現庁舎解体は新庁舎建設事業により実施。現庁舎は本館と新館で構成され、本館はRC造地下1階地上4階建て、延べ床面積6250・27u、新館は地下1階7階建て、延べ床面積8675・61uとなる。
このほかの主な事業については次の通り。
【幼稚園施設改修事業】
2025年度に開設となる広沢認定こども園の整備に向けた改修工事を実施するとともに、22年度に廃園となった旧東幼稚園の解体工事を実施する。
【スポーツ施設管理事業】
主に相生テニスコートの改修工事を実施。第83国民スポーツ大会開催を控えることから、運動公園内の道路補修工事などを予定する。
【桐生大橋長寿命化事業】
第1次緊急輸送道路に指定されている桐生大橋の長寿命化を図るため、塗装工事などを引き続き行っていく。
【カピバラ舎建設事業】
桐生が岡動物園のカピバラ舎について、飼育数の増加、冬期展示を可能とするため、新築を計画するもの。工事費など4719万3000円を計上した。