トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建設新聞社
2024/02/08

【東北・青森】旧青森国際ホテル跡地の第一種再開発を承認

 2023年度第1回青森市都市計画審議会(会長・足達健夫青森公立大学経営経済学部地域みらい学科准教授)が7日、青森市の本庁舎で開かれた。
 諮問されたのは、旧青森国際ホテル跡地地区について、青森都市計画第一種市街地再開発事業の決定案と青森都市計画高度利用地区の変更案の2議案で、いずれも承認された。
 青森市新町1の6の18地内にある旧青森国際ホテル跡地地区は、JR青森駅から東に約350b、青森市役所駅前庁舎と複合型商業施設「THREE」の間に位置している。同地区は土地が細分化されていることに加え、2020年に閉館した青森国際ホテルをはじめ、旧耐震基準により建築された建物や老朽化した建物があり、建物等の共同化および集約化が課題となっていた。昨年3月に同ホテルや周辺施設の地権者らによる旧青森国際ホテル跡地地区市街地再開発準備組合(神克行代表)が設立され、商業・業務施設と集合住宅による複合施設と駐車場を整備することとしている。
 計画では、旧ホテルの本館・別館や周辺地区を含む約8000平方bに、既存施設を解体し、22階建て、延べ約3万6000平方b(容積対象約2万4800平方b)の商業・住宅棟を建設する。1階は商業施設、2〜3階は業務施設、4〜22階は共同住宅(約200戸)を配置する。
 また、敷地北側には6階建ての駐車場棟(250台程度)を建設する。市多目的交流広場(パサージュ広場)と3・4・9図書館通り新町線(通称・ニコニコ通り)をつなぐ敷地内通路を確保し、歩行者の回遊性向上やにぎわいの創出を図るとしている。基本構想は久米設計が担当。
 今後、3月にも都市計画決定を行い、10月の本組合設立、11月の組合設立認可・事業計画認可を待って、25年1月の既存建物解体工事、26年2月の新築工事着工、28年度の完成を目指す。

 提供:建設新聞社