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建通新聞社
2024/02/09

【大阪】大阪広域水道企業団が24年度当初予算案 

 大阪広域水道企業団は、2024年度当初予算案を発表した。水道用水供給事業と市町村域水道事業、工業用水道事業に関連する資本的支出に含まれる建設改良費として前年度当初比0・8%増の346億0800万円を計上。新たに総事業費1000億円をかけて村野浄水場西系浄水施設更新工事に着手する他、堺市内に敷設する2次工水2期管の更新・耐震化などの新規事業を盛り込んだ。
 建設改良費の内訳は、水道用水供給事業が前年度当初比29・3%増の208億9100万円、市町村域水道事業が同13・9%増の77億0600万円、工業用水道事業が同47・2%減の60億1100万円。
 水道用水供給事業では、施設の老朽化対策や耐震化などを目的に、村野浄水場西系浄水施設の更新工事に新年度から着手する。32年度まで段階的に沈殿池、オゾン接触槽、粒状活性炭吸着池、急速ろ過池などを更新することとし、総事業費約1000億円を投入する計画だ。24年度は更新する各施設の土木工事と建築工事を一括して発注する。
 この他に、24年度の新規事業として磯島取水場取水暗渠耐震補強工事、継続事業として河南連絡管の送配水管およびポンプ場設計整備事業(富田林市他)を進める。
 市町村域水道事業の建設改良費には▽藤井寺―9億0800万円▽泉南―19億9500万円▽四條畷―5億4600万円▽大阪狭山―5億3900万円▽阪南―6億5800万円▽豊能―6億6900円▽忠岡―2億1700万円▽熊取―6億6300万円▽田尻―2億9900万円▽岬―2億4700万円▽太子―2億9400万円▽河南―3億5300万円▽千早赤阪―3億1900万円―を盛り込んだ。
 新規では船橋浄水場更新工事(藤井寺)に2億3600万円を充てる。
 工業用水道事業では、南大阪地域に配水している主要幹線のうち2次工水2期管(約1・1`)の更新・耐震化を行う。計画期間は24〜28年度で、事業費約28億円を見込む。バイパス配水管設計整備事業(バイパス・松原市他、DB)などの新規事業も実施する。