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建設新聞社
2024/02/09

【東北・秋田】秋田市が卸売市場改築計画を一部見直し

 秋田市は、卸売市場の改築計画を一部見直し、花き棟の敷地内移転を通常の公共工事として先行整備するとした。基本・実施設計を2024年度に委託し、25年度に発注する。
 ほかの施設は従来の計画通りDBまたはDBOによる整備を想定。事業者募集は24年度で、選定と設計を経て27年度から工事に入り、30年5月の完成を目指す。花き棟を先行して整備することで、市場全体の工事完了時期はこれまでの計画より2年5カ月早めた。
 なお、花き棟工事と同時期に、民間の仲卸業者の花き低温センターも場内移転する計画で、2棟隣り合って整備する。
 引き下げの検討を進めてきた総事業費については、昨年11月の段階で173億9600万円、12月には120億8425万6000円としていたが、112億0100万円に圧縮した。
 施設はすべてS造。敷地は現在13万9520平方bだが、新施設は南側の10万2000平方bに設け、北側に4万1100平方bの余剰地をつくる。
 施設の総面積は、前回公表した骨子案の延べ3万1200平方bから2万6337平方bに変更。民間施設の使用を継続することから青果共同加工センター棟など一部施設の新築を取りやめたほか、各施設の規模を縮小した。
 主な施設の延べ面積は青果棟1万0015平方b、水産物棟8845平方b、花き棟2772平方b、管理棟3360平方b、運輸棟1345平方bなど。

 提供:建設新聞社