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建設新聞社
2024/02/15

【東北・岩手】ププロロジスパーク北上金ケ崎の開発

 物流不動産の所有・運営・開発を行うリーディング・グローバル企業のプロロジス(日本本社・東京都千代田区丸の内 山田御酒代表取締役会長兼CEO)は、岩手県金ケ崎町にマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク北上金ケ崎」の開発を決定したと発表した。6月に着工し、2026年1月の竣工を予定している。
 同社は東北エリアでは仙台市などで賃貸用物流施設を展開。岩手県内では昨年11月に竣工した「プロロジスパーク盛岡」に続く2件目のマルチテナント型物流施設となる。
 「プロロジスパーク北上金ケ崎」の建設場所は、東北を縦断する東北自動車道北上金ヶ崎ICの隣接地に当たる金ケ崎町六原土井道合、後平地内の敷地面積約7万8500平方b。施設規模はS造2階建て、延べ約5万5000平方bを見込む。
 保管効率に優れたメゾネット型として1、2階を縦に利用できる施設とし、荷物用エレベーターの設置により迅速な荷捌きを可能とする。1棟最大の賃貸面積は約5万2000平方b、最小は約5000平方b。最大6企業が入居できる計画とする。
 1階には64台が着車できるトラックバースとプロロジス初となる2つの屋内車路を設け、天候に左右されないスムーズなアクセスと荷捌きをサポート。また、寒冷地・積雪対策として施設の雨どいには融雪ヒーターを整備する予定としているほか、屋根に太陽光発電設備の設置を検討している。
 開発地の周囲10`b圏内には3つの工業団地があり、半導体メーカー、日用雑貨メーカー、自動車メーカーなどが立地。生産・物流の拠点となっているため生産工場から東北地方広域への物流拠点に適しているほか、サプライヤーの取引先近くに納入品を在庫保管するための倉庫となる門前倉庫としての需要も見込む。加えて、物流の2024年問題に対応する新たな在庫拠点としての役割を担う。

 提供:建設新聞社