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建設新聞社
2024/02/15

【東北・宮城】ライト製作所が大和町に新工場建設

 医療機器、光学機器、半導体製造装置などの開発・製造を手掛けるライト製作所(東京都板橋区前野町1の47の3 津野田修代表取締役)は、宮城県大和町に新工場の建設を計画しており、加賀田組の施工を内定した。設計はエムズ企画設計が担当。
 同社は1963年に大郷町で東北ライト製作所大郷工場を稼働させており、建物の老朽化や狭隘化に加え、さらなる事業の拡大に向け新工場の建設を計画。大郷工場と合わせて増産体制を整える。
 建設予定地は大和町松坂平8の3の5、3の6で第一仙台北部中核工業団地内の敷地3万3438・79平方b。
 計画ではここにS造2階建て、延べ約1万3000平方bの、CTやMRIなど医療機器の製造を中心とする新工場を建設する。施設規模は既存の大郷工場の倍ほどで、投資額は30億円(設備を含む)を想定する。
 8月の着工を目指し、工期は約1年で2025年10月の操業開始を目指す。
 また同社は宮城県、大和町と13日に3者間で、新工場建設に関する協定書の締結式を大和町役場で行った。
 当日はライト製作所から津野田代表、森正之常務取締役、津野田亘取締役、東北ライト製作所大郷工場の小川和人工場長が参加し、県からは池田敬之副知事、町から浅野俊彦町長、浅野喜高副町長らが出席した。
 協定書に署名を終えた大和町の浅野俊彦町長は「昭和48年から黒川郡に進出し、これまでも多くの町民がお世話になっている。町として精一杯サポートし、永いお付き合いをいただきたい」とあいさつした。
 続けて池田副知事は「新工場の建設で、地元の雇用創出や経済の活性化はもとより、本県が掲げる富県宮城の推進に大きく貢献するものと期待し、県としても全力でご支援申し上げる」と歓迎した。
 立地を決めたライト製作所の津野田代表は「宮城に進出して50年が経ち、工場が手狭になり、モノの流れが煩雑となり生産性が悪くなっていた。老朽化も含めて見直し、さらなる発展・成長を図るため立地を決めた」と抱負を語った。

 提供:建設新聞社