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鹿児島建設新聞
2024/02/15

【鹿児島】薩摩川内市2024年度一般会計当初予算案(575億)

 薩摩川内市の2024年度当初予算案が明らかになった。一般会計の総額は575億6000万円で、前年度当初比5.5%(30億2000万円)の増。普通建設事業費は同21.4%(14億4611万円)プラスとなる82億1463万円を盛り込んだ。可愛(えの)・長浜地区のコミュニティセンター建設や北薩3消防本部指令センターなどの大型投資事業が増額の主因となった。
 2地区で計画中のコミュニティセンター建設は、可愛地区に5億8020万円の工事請負費を充て、本体工に着手する。設計はFRONT−Aが担当。長浜地区の整備には委託料を充当し、造成設計に入る。ほか、5地区のトイレ改修や浄化槽整備にかかる事業費(1億1395万円)も予算化した。
 北薩3消防本部指令センターの整備には、15億4893万円の委託料を計上。25年度から阿久根地区消防組合消防本部とさつま町消防本部を含めて共同運用する通信指令センターのシステムや消防救急デジタル無線設備の構築を行う。
 上甑島の診療所整備には、4017万円の事業費を計上し、実施設計や地質調査に入る予定。再編方針に基づき、上甑に里、鹿島の診療所を集約した診療所を新設する計画だ。ほか甑島では、甑ミュージアムの改修(事業費1億716万円)も進める。
 道路事業では、横馬場田崎線の整備(事業費1億400万円)や川内河口大橋、飯母橋などの橋梁維持補修に事業費を予算化。ほか、川内港の背後地整備に向けた測量・設計等(同1500万円)、向田公園の改修(同6000万円)も予定している。
 学校施設の長寿命化対策(事業費1億6000万円)は、学校再編で4月に開校する祁答院小(旧大軣小)で校舎・屋内運動場の外壁等改修を実施。トイレの洋式化(同2億861万円)も推進し、亀山小や川内中央中など5校で工事、平佐西小や入来中など4校で設計を行う。
 入来学校給食センターでは、統合に向けた施設整備を進めるほか、遊休施設では旧東郷小学校の解体に2億1766万円を盛り込んだ。
 住宅関係では、今村住宅(4・5・6号棟)や手打松下川住宅で共用部分改善の工事発注を予定。本庁舎では、受変電設備の大規模改修(2億6542万円)を行う。


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