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北陸工業新聞社
2024/02/15

【福井】越前和紙バレー創造事業など/越前市新年度当初予算案/3月補正予算案も発表/新駅「しきぶ」設置補助など

 越前市の山田賢一市長は14日、記者会見を開き、2024年度当初予算案を発表した。
 一般会計が379億6400万円(前年度比3・1%増)。特別、企業両会計を合わせた総額は636億3463万4000円(0・8%増)で、過去最大の予算となった。
 市の政策の中で、建設に関わるものでは、次のような事業が挙げられた。新幹線・並行在来線利用促進事業として、総事業費10億8000万円のうち、新年度に2億7250万円を計上。
 並行在来線新駅と駅前広場を整備し、駅及び駅周辺の利便性の向上や、ハピラインの利用促進に取り組む。
 具体的には、ハピラインふくい新駅の「しきぶ」設置のための補助として、当初予算で1億5150万円(3月補正では2億5900万円)を計上。相対式ホーム2面2線、構内踏切などを整備する。また、駅前広場の整備事業費に1億2100万円を計上。ロータリー、歩行者用通路などを整備する。
 新斎場整備事業では、1139万1000円を計上。現斎場の老朽化が進んでいるため、建て替えを行う。新年度の整備計画では、設計支援業務委託と、地質調査を実施し、28年度の供用開始を予定する。
 市の政策の中で、重点施策のひとつに挙げられた越前和紙バレー創造事業では、総事業費9643万円を計上。23年度に策定した整備計画に基づき、越前和紙産地を中心としたエリアで体験施設などの整備支援を行う。
 ハード整備として「越前生漉鳥の子紙」の研修施設整備費に5200万円、補助道路維持改修事業費に2400万円を計上した。
 その他の主な事業は次の通り。
▽市営住宅改善事業 1億8001万2000円
 既存市営住宅の耐震化・長寿命化を行い、居住性を向上し、住居水準の向上を図る。
▽地区公民館施設管理事業 2億4648万4000円 耐震補強や機能向上の改修を行い、公民館の安全性の確保と利便性の向上を図る。
▽補助公園整備事業 1億1080万円 公園の長寿命化のために老朽化した公園施設を計画的に更新・改修する。
▽単独道路維持改修事業 2億4175万円
 新年度当初予算案と併せて、23年度3月補正予算案も発表。一般会計の補正額は9億2494万1000円となり、補正前に比べて2・3%の伸び率となった。
 主な事業として、特急・新幹線対策事業で2億5900万円を計上。事業内容は、並行在来線新駅「しきぶ」の設置工事の補助を行う。
 その他、小学校施設営繕事業に2689万円。学校生活の安全性の向上を図るため、非常通報装置の設置と、防犯カメラの更新を行う。

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