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建通新聞社(神奈川)
2024/02/15

【神奈川】横浜市 上瀬谷と瀬谷結ぶバス専用道建設

 横浜市都市整備局は、旧上瀬谷通信施設地区と相鉄本線の瀬谷駅をつなぐバス専用道を整備する。延長は2・6`程度で、一部はシールドトンネル区間。総事業費は466億円と試算する。2024年度に基本設計、25〜26年度に詳細設計を行う。順調ならば27年度に工事を発注し、28年度に着手。30年代前半の供用開始を目指す。
 瀬谷駅の周辺に地下駅の(仮称)瀬谷ターミナルを建設。シールドトンネルとなるバス専用道を築造して、地上に整備する(仮称)上瀬谷バスターミナルと結ぶ計画だ。トンネル部の延長は1・9`程度、地上部は0・7`程度になると見込む。幅員は基本設計で検討する。
 バスの運行に当たっては、自動で走行する連節バスが、最大3台まで隊列走行できるシステムの採用を検討する。運営は民間事業者に委託することを想定している。
 米軍から返還された旧上瀬谷通信施設地区では、27年3〜9月にGREEN×EXPO2027が開かれる他、次世代型テーマパークの開園の計画がある。こうした大規模な土地利用転換を見据え、来園者の輸送方法を検討してきた。
 これまで、桁上などに設置した走行路の上を車両が走行する新交通システム(AGT)を採用した「都市高速鉄道上瀬谷ライン」の整備を計画。基本設計と環境影響評価の手続きを行っていたが、運営事業者が決まらず、同計画の成果を踏まえて事業を再検討していた。
 
〜基本設計を公告 2月22日まで受け付け〜
 
 横浜市都市整備局は2月14日に、バス専用道の整備に関する基本設計の委託先を選定するため、公募型プロポーザルの手続きを開始した。参加意向申出書の締め切りは2月22日。ヒアリングなどを経て、早ければ3月下旬に委託先を決定する。
 市の有資格者名簿に「土木設計」と「建設コンサルタント等の業務」の登録を受ける単体企業または2者JVが参加できる。
 業務では、▽土木基本設計▽建築基本設計▽機械設備予備設計―などを担う。履行期限は25年3月21日。
 概算業務価格は2億2000万円(税込み)。

提供:建通新聞社