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建設新聞社
2024/02/16

【東北・青森】70億余で清水・鴻池JV/WTO青ぶな山トンネルの本坑

 東北地方整備局は、WTO対象一般競争入札で今月6日に開札した「国道103号青ぶな山トンネル子ノ口(ねのくち)側工事」について、1落の70億0578万円、評価値2・7548(技術提案59点)で清水建設・鴻池組JVに決めた。予定価格は75億8518万円、調査基準価格は69億7836万円。
 入札者は落札者と熊谷組・伊藤組土建JV、大林組・大本組JV、大成建設、佐藤工業、飛島建設、福田組、三井住友建設、戸田建設・岩田地崎建設JV、安藤ハザマ、鹿島・鉄建JV、前田建設工業・西松建設JV、錢高組、東亜建設工業。このほか五洋建設、フジタ、奥村組が申請していた(段階的選抜方式により1次審査のみ)。総合評価は技術提案評価型S型。
 青森県の十和田湖北東に建設している全長約5・2`bの国道103号青ぶな山バイパスは、幅員狭小、線形不良、急勾配といった現道の課題を解消する事業。このうち大部分を占める青ぶな山トンネルは、本坑が延長4562b、幅員7・5b、内空断面積約56平方b。避難坑が延長4573b、幅員4b、内空断面積約16平方b。設計はパシフィックコンサルタンツが担当している。
 2013年度から直轄権限代行で着手。先行して避難坑から着工しており、終点南側から約4`bを熊谷組・伊藤組土建JV、起点北側から数百bを五洋建設が施工した。
 今回の工事は、避難坑の残る延長156bを、起点北側から小断面NATMで掘削し、避難坑を貫通させる。また本坑掘削に着手し、終点南側から延長2258bまでNATMで掘削して覆工コンクリートまで施工する。坑門工とトンネル仮設備を含む。主な使用資材はコンクリート約2万9500立方b、H型鋼約920d、ロックボルト約580d。工期は27年9月10日。
 随意契約による2期工事を想定しており、2期分は本坑の勾配が緩やかになるあたりまで延長1614bを対象とし、1期分と合わせて3872bを施工予定。

 提供:建設新聞社