トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建設新聞社
2024/02/16

【東北・青森】24年度中に地域医療連携推進法人を設立/青森県・市の統合新病院整備事業

 青森県と青森市は、県立中央病院と青森市民病院を統合した共同経営・統合新病院の整備を計画し、整備に係る有識者会議での検討を進めているが、現時点で見直すこととした内容を「共同経営・統合新病院整備に係る基本的事項の見直し(案)」として取りまとめ公表した。
 見直し(案)で変更したものは、一般病床数を人口減少などから750床に縮小したほか、それ以外の感染症病床や精神・身体合併症患者対応病床等については必要病床数等を検討し設定する。
 また、整備場所としての選定理由に、「医療従事者や患者・家族など多くの方が集まる拠点として、まちづくりの観点から適している」を加えたほか、これまでの@旧県立青森商業高校および県立中央病院敷地(敷地面積約10・8万平方b)A青森県総合運動公園(同約10万平方b)B青い森セントラルパーク(同約7・4万平方b)の3カ所のほかに、それ以外の県有地、市有地および民有地のうち、適当と考えられる場所(検討中)を追加。
 統合効果の早期発現と円滑な病院統合に向け、青森県と青森市による地域医療連携推進法人を24年度中に設立し、その設立を視野に入れ、回復期機能を有する医療機関や一次、二次救急を担う医療機関等との連携体制を構築する。さらに大学等との連携強化、連携推進法人制度活用により県全域の地域医療を支える仕組みを構築するとし、開院時期として、目標を「30年3月ごろを目途」とするほか、24年度中に基本構想・計画を策定するとしている。
 両者は、今月23日に有識者会議を開催するほか、引き続き協議を進め、早期整備を目指す方針だ。

 提供:建設新聞社