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建設新聞社
2024/02/20

東北防衛局が初弾の最適化事業総合設計4件を公告

 東北防衛局は19日付で、最適化事業に係る「三沢(6)施設最適化総合設計」「海自八戸(6)同」「仙台(6)同」「松島(6)同」の公募型プロポーザルの手続きを開始した。
 4月に別途公告予定の技術協力業務の優先交渉権者の技術提案・技術情報等を発注者の指示に基づき設計に反映させる技術提案・交渉方式(ECI方式)を適用する。
 参加表明書の提出は3月5日まで、技術提案書は4月4日まで受け付け、見積合わせは5月22日に行う。
 参加資格は単体またはJVが参加対象。単体およびJVの代表者は測量・建設コンサルタント等業務の「建築コンサルタント」の格付Aで、2013年度以降に完了または引き渡しを終えた同種あるいは類似業務の元請け履行実績もしくは、防衛省発注の総合発注業務の再委託者としての履行実績などを求める。
 JVの構成員については測量・建設コンサルタント等業務の「建築」「土木」「電気」「機械」または「通信コンサルタント」のいずれかの格付B以上で、13年度以降に完了または引き渡しを終えた同種あるいは類似業務の元請け履行実績もしくは、防衛省発注の総合発注業務の再委託者としての履行実績などを求める。
 いずれの業務も基本設計、実施設計および交渉等技術資料作成業務を行うもので、全体の設計工期は29年3月15日まで。
 三沢(6)では、三沢基地、三沢対地射爆撃場、天間林無線中継所、野辺地無線中継所が対象。このうち三沢基地では、格納庫新設(4階建て、延べ約1万1000平方b)を含む、延べ1000平方b以上の庁舎・補給倉庫・格納庫など計27棟、1000平方b未満の建物計64棟(計約7500平方b)の建て替え。また1000平方b以上の庁舎・隊舎・診療所など計36棟、1000平方b未満の建物計123棟(計約2万4000平方b)の改修設計を実施する。事業規模は30億円以上を試算する。
 八戸(6)は、八戸航空基地、馬淵訓練場および倉石無線中継所が対象。このうち八戸航空基地では、庁舎新設(3階建て、延べ約1万2000平方b)を含む、延べ1000平方b以上の庁舎・隊舎・体育館など計8棟、1000平方b未満の建物計30棟(計約4700平方b)の建て替え。また1000平方b以上の隊舎・庁舎・格納庫など計9棟、1000平方b未満の建物計27棟(計約4900平方b)の改修設計を実施する。事業規模は15億円以上30億円未満を試算する。
 仙台(6)は、いずれも仙台市内の仙台駐屯地と仙台病院が対象。仙台駐屯地では延べ1000平方b以上の庁舎・隊舎・整備場など計19棟、1000平方b未満の建物計54棟(計約7200平方b)の建て替えと、1000平方b以上の隊舎・倉庫など計20棟、1000平方b未満の建物計51棟(計約7700平方b)の改修に係る総合設計を行う。仙台病院は、9階建て、延べ約6500平方bの新設や、既存病院(5階建て、延べ約6300平方b)の改修などを実施する。病院の外壁改修については履行期限を25年6月30日までとしている。事業規模は30億円以上を見込む。
 松島(6)は、松島基地と豊里無線中継所、上品山通信中継所が対象。松島基地では1000平方b以上の庁舎・隊舎・整備場など計14棟と1000平方b未満の建物計48棟(計約4700平方b)の建て替えと、1000平方b以上の隊舎・庁舎・格納庫など計18棟、1000平方b未満の建物計63棟(計約9500平方b)の改修設計を実施する。なお特記仕様書に記載の「新設1」に関しては25年3月15日を履行期間としている。事業規模は15億円以上30億円未満を想定している。 

 提供:建設新聞社