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建通新聞社(岡山)
2024/02/21

【岡山】岡山県土木部 当初予算案 河道内整備事業拡充

 岡山県土木部の2024年度の一般会計当初予算案は、前年度当初比2・9%減の648億1502万円となった。特別会計は8・1%減の37億1695万円、企業会計は0・9%減の91億4088万円。予算要求時に比べて、河道内整備事業費を3億円拡充し13億円とした。激甚化・頻発化する豪雨により河川のリスクに対応するため、河道掘削、樹木伐採に加え、河床低下・再堆積、再繁茂対策を追加で実施する。
 主な重点事業は、おかやま安全・安心サステナブル防災事業として、浸水リスクに対する安全・安心の確保を目的に、河道内整備事業に13億円、樋門のフラップゲート化のための事業費に1億2000万円、水中ドローンなどを活用した現況調査などを行う橋梁の倒壊・流失防止対策事業に2億5420万円。
 河道内整備事業は、土砂の堆積や繁茂した樹木により、川の流れが阻害されている優先度の高い箇所から河道掘削、樹木伐採を行って浸水リスクの低減を図る。
 岡山後楽園の魅力づくり事業の特別名勝保存整備として、二色が岡の景観復元整備に2640万円、景観など保存整備に3725万円、園内亭舎防火対策に1100万円、防犯対策環境整備に350万円など。
 盛土災害防止対策推進事業では、規制区域指定に関する調査と規制区域図の作成・公表に1369万円、既存盛土調査に4158万円の他、新規で盛土等管理システム整備事業に1749万円を予算化、盛土情報を管理するシステムをおかやま全県統合型GIS内に構築し、規制区域指定後の許可や届け出や既存盛土などの情報をシステム内で作成する地図データとひも付けて蓄積する。データの一元管理により盛土災害防止の推進を図る。
 主な予算案は次の通り(単位・万円)。
 ▽3Dおかやま情報基盤整備事業費1億1648▽盛土災害防止対策推進事業費8223▽道路関係調査費5130▽道路関係受託事業費5億3716▽河川海岸調査費1億8171▽河道内整備事業費13億▽砂防関係調査費2259▽港湾大規模浚渫費2億3538▽単県港湾調査費1776▽水辺空間の適正利用促進事業費9844▽道路橋梁倒壊流失防止対策事業費2億5420
 ▽都市計画基礎調査費3889▽流域別下水道整備総合計画調査費5000▽岡山後楽園魅力向上事業費1億6749▽道路整備事業費54億7384▽地方道路整備事業費(道路)26億1018▽河川改修費19億7334▽建設海岸保全費5億2220▽えん堤整備事業費3億3302▽砂防関係事業費25億4511
 ▽港湾改修費10億6245▽港湾海岸保全費5億7175▽浚渫土処理護岸建設費1080▽地方道路整備事業費(街路)2億3890
 ▽都市公園整備費2億0328▽県営住宅建設費5億0113▽単県公共土木事業費46億8380▽セーフティ・ロード推進事業費5254▽緊急道路環境整備事業費2億1210▽地方特定道路整備事業費59億1474▽生き活き道路整備事業費12億9100▽単県河川改修費18億9735▽街路整備特別対策事業費2900▽道路維持修繕費51億7483▽単県舗装補修費5億9296▽橋りょう維持費2億6593
 ▽河川維持修繕費4億7944▽海岸砂防修繕費5484▽港湾維持補修費3億3633▽県営住宅維持修繕費3億3405▽公共災害土木復旧費43億5608▽単県災害土木復旧費1億5000▽後楽園費3億1115▽玉島地区造成費1億1660▽福島地区造成費1590▽上屋管理費3億8864▽水辺空間の適正利用促進事業費1億0185▽国際バルクターミナル整備事業費948
〈流域下水道事業〉
 ▽建設改良費20億7115

提供:建通新聞社