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建通新聞社四国
2024/02/20

【徳島】鳴門市当初予算案 文化会館実施設計へ

 鳴門市は2024年度一般会計当初予算案に前年度当初比3・9%減の282億円を計上した。新たに大麻町総合防災センター基本設計費などに2217万円、文化会館耐震改修事業で実施設計費などに2億1049万円を確保する。投資的経費は新庁舎建設事業の完了に伴い47・1%減の27億4254万円。この他、建設改良費として、水道事業会計で共同浄水場などに47億3129万円、モーターボート競走事業会計で新整備棟などに20億7867万円を計上している。
 投資的経費のうち普通建設事業費は48・0%減の26億4254万円。内訳は補助事業が1・9%減の5億9489万円、単独事業が54・3%減の20億4765万円。災害復旧事業費は前年度と同じ1億円を確保する。
 建設関係の予算は、大麻町総合防災センター基本設計費や文化会館耐震改修実施設計費の他、中学校体育館空調設備整備事業に第一中学校を中心に2億0859万円、折野川飲料水供給維持管理で修繕費に292万円、新スポーツ施設基本構想策定業務(建設候補地など)に24万円を盛り込んだ。文化財保護活用事業で鳴門板野古墳群と板東俘虜収容所の保存活用計画策定の検討委員会などの費用に492万円、地球温暖化実行計画で地方公共団体実行計画策定(区域施策編)などに1485万円を充てる。
 また、都市計画マスタープランに基づく用途地域見直し検討調査で対象地区の抽出に820万円、桑島第2団地A棟浴室などの改修工事と同B棟浴室改修などの設計に計5067万円、トリプルR事業として1億5500万円を計上。橋梁長寿命化事業に4億8062万円、排水機場・樋門関係費は3億6281万円、河川改良事業に1500万円、治山林道整備事業費に1426万円を確保する。大麻中学校エアコン改修設計費は200万円。
 特別会計・事業会計は、企業局で水道事業の共同浄水場施設工事費に34億1905万円(継続分)、北灘・平草・折野地区の実施設計業務にそれぞれ1300万円、水道管路緊急改善事業に9億0800万円。
 モーターボート競走会計は、新整備棟建設工事に11億円(継続分)、太陽光発電施設設置工事に4億2000万円、エディウィン鳴門一般席棟増築と改修に2億4200万円、コミュニティーパーク化活性事業設計委託料に2200万円、暴風対策施設改善の調査検討に3300万円を充てている。
 下水道会計は、汚水管渠築造工事費が2億2529万円、撫養ポンプ場実施設計の委託協定費が3860万円、高島ポンプ場電気設備更新工事が5000万円、雨水管渠築造工事が4650万円。

提供:建通新聞社