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建設新聞社
2024/02/22

【東北・青森】BTO方式で整備方針/八戸市体育館の建替

 八戸市は、老朽化により建て替えを計画している市体育館について基本計画案の検討を進め、PFI事業としてBTO方式の一括払い型で整備する方針を明らかにした。議会承認を経て2024年度で設計・建設・維持管理などに関する要求水準書の作成を行う予定。
 基本計画案によると、新体育館は八戸市売市輿遊下3(長根公園内)の現体育館北東側に建設。その北側に駐車場、施設西側にエントランスを設ける。フロアプランでは、3階建てで1階に25bプール(一般)8コースのほか、柔道場や剣道場、トレーニングルーム、事務室、更衣室などを配置。2階はメーンアリーナ(バスケットボールコート3面)とサブアリーナ(同1面)、会議室、多目的室、多目的スタジオ、器具庫など。3階は観客席(2000席程度)などを設ける。
 また、プールエリアには新たに水深の浅い子ども用プールを設け、学校体育の授業などで活用するほか、武道場に師範室や更衣室を設置。1階と2階の間の中2階にはガラス張りの窓を設置し、そこからコースが見下ろせる観覧席を設けるなどとしている。建築面積で8500平方b、延べ面積で1万8400平方bを想定している。
 そのほか、建築設備計画ではエネルギー需要の低減および再生可能エネルギーの導入を図ることで、使用エネルギーを60〜70l以下とするZEB Oriented(ゼブオリエンテッド)を最低ラインに設定し、可能な限り高いランクの達成を目指すことなども示されている。
 今後、要求水準書作成業務については委託方法は未定だが、24年度に外部委託する方針。引き続き準備を進め、26年度の事業着手、31年度ごろの供用開始を目指す。
 なお、基本計画および事業手法検討調査業務は日本総合研究所が担当。

 提供:建設新聞社