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秋田建設工業新聞社
2024/02/27

【秋田】能代山本広域市町村圏組合・消防庁舎の長寿命化/6年度から三種消防署建替規模など検討

 能代山本広域市町村圏組合は、消防職員定員適正化計画と消防庁舎適正配置・長寿命化計画を策定した。適正配置・長寿命化計画では、三種消防署を令和13年度、二ツ井消防署を16年度に建て替えるとしており、6年度に三種消防署の建設地や規模などについて検討する庁舎建設検討委員会を設置する。建替の概算工事費はいずれの庁舎も2億3,980万円を見込み、基本設計は三種が11年度、二ツ井が14年度の委託を計画している。

 長寿命化計画では、令和元年度の消防力適正配置調査、3年度の個別施設調査を踏まえ、中長期的な視点から庁舎の更新や改修時期などを明確化。建築から50年以上を経過している三種消防署、二ツ井消防署、藤里分署、八峰消防署のうち、鉄筋の露出や躯体内部の漏水など劣化が著しい三種を令和13年度、二ツ井を16年度に建て替える。そのほかの庁舎については劣化箇所の改修を行い、長寿命化を図る。

 基本設計への着手は三種が11年度、二ツ井が14年度で、いずれも翌年度に実施設計を委託する方針。委託費は両庁舎とも基本設計が824万4,500円、実施設計が2,033万4,600円を見込む。建て替え場所や規模などについて検討する庁舎建設検討委員会は、基本設計の5年前までに設置するとしており、三種消防署の検討委を6年度に設置する。

 7年度には、八峰消防署で改修を実施するほか、耐震診断が未実施となっている東能代出張所、向能代出張所、藤里分署で診断を行う予定。このうち藤里分署は、翌8年度に改修を予定している。

提供:秋田建設工業新聞社