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日刊建設タイムズ社
2024/02/27

【千葉】小学校トイレ洋式化を完了/水泳場のPFI導入調査/普建費は39.3億円/野田市予算

 野田市は、26日開会の第1回定例議会に2024年度当初予算案を上程した。一般会計は前年度当初比2・5%増の535億6500万円。普通建設事業費は同2・5%減の39億3329万9000円。小中学校トイレ改修事業に、23年度補正予算計上分を含め6億9900万円を確保。また、連続立体交差事業4億9100万円、野田市駅土地区画整理事業1億3290万円、給食センター整備事業5650万円、総合公園水泳場整備検討支援業務委託料3762万1000円を盛り込んでいる。
 小中学校トイレ改修事業では、児童生徒用トイレの洋式化率100%を目指して改修工事を行う。分割して工事を進めている小学校2校に加え、26〜28年度の工事を予定していた小学校5校の改修工事を前倒して実施し、小学校全20校のトイレ洋式化を完了させる。中学校に関しては、25〜26年度に5校のトイレ改修工事を実施するための設計を行う。
 連続立体交差事業は、東武野田線愛宕駅と野田市駅を含む約2・9q区間の鉄道を高架化し、11か所の踏切を除却することで、交通渋滞の緩和、安全性の向上、東西市街地の一体化を図るもの。26年度末の事業完了を目指し、座生1号幹線(排水路)復旧および仮水路撤去工事、第155号踏切付け替え道路工事などを行う。また、関連事業として、中野台中根線の用地買い戻しおよび車道整備工事に4370万円を盛り込んでいる。
 野田市駅西土地区画整理事業では、連続立体交差事業と一体的な都市基盤整備を行うことで、交通の円滑化、都市機能の集積、安全で快適な都市空間の形成を図る。23年11月1日に供用開始した野田市駅前広場と県道野田牛久線を接続する歩行者専用道路の整備を進めるとともに、県道野田牛久線の整備に必要な箇所の物件補償を行う。
 現学校給食センターは、宮崎210―5に所在。建物は、RC造一部S造2階建て、延べ床面積1188u。建築から50年が経過しており、ボイラー・蒸気配管・冷蔵冷凍室を中心に施設全体の老朽化が著しいことや、調理室・下処理室が狭小で設備の増設が困難であることから、鶴奉字宮前160―1の敷地面積9911・56uを建設用地として建て替え工事を行う。23年度の基本設計および地質調査に引き続き、24年度は実施設計を行い、26年度当初の稼働開始を目指す。。
 総合公園水泳場については、老朽化により廃止した施設の跡地において、PFIなどの民間活力の導入により、室内温水プールを軸とした施設の整備を検討する。24年度は、最適な事業手法を整理する民間活力導入可能性調査を実施する。
 また、本庁舎エレベーター改修工事に総額1億1055万円の2か年継続費を設定している。年割額は、24年度3316万5000円、25年度7738万5000円。
 債務負担行為および限度額は▽公共施設照明LED化事業(24〜33年度)=3億9375万6000円▽中野台中根線用地取得事業(24〜37年度)=1億3538万3000円▽みずき小学校仮設校舎借上料(24〜33年度)2億96万2000円▽市役所他36施設照明LED化事業(24〜33年度)2079万6000円▽いちいのホール他78施設照明LED化事業(24〜34年度)3億5400万円▽こだま学園受変電設備改修工事(24〜25年度)6818万2000円▽中野台中根線整備用地取得事業(24〜38年度)1億4000万円――など。
 水道事業会計は、前年度当初比15・4%増の52億4013万9000円。
 下水道事業会計は、同8・4%増の62億6746万9000円。阿部沼雨水幹線整備に4億2990万円を計上。阿部沼第1号、第2号、第3号調整池と雨水幹線の整備を行う計画で、24年度は阿部沼第1号調整池の築造工事と、阿部沼第2号調整池の用地測量および家屋補償を実施する。k_times_comをフォローしましょう
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