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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/02/29

【群馬】泉沢大橋のA1P1を24年度早々にも公告


県上信自動車道建設事務所は、整備を進めている吾妻東バイパス2期工区の泉沢大橋で、A1橋台とP1橋脚の建設を計画している。工事は2024年度第1四半期中に条件付き一般競争入札での公告を見込んでいる。また、同年度に上部工の発注も予定しており、内容や実施する規模について検討を進めている。設計は三井共同建設コンサルタント(東京都品川区)がまとめた。
泉沢大橋は、東吾妻町新巻地内〜植栗地内で泉沢川に架かる鋼4+鋼3径間連続非合成鈑桁橋。規模は橋長322m、幅員は11・49mで町道9号線、1248号線、6001号線、4245号線を跨いでいる。
A1は逆T式橋台で高さ10m、幅11・2mの規模。31tの鉄筋と655立方mのコンクリートで築造し、掘削土量は4586立方mとなっている。基礎はφ3・5mの深礎杭を計4本打設する。内訳は延長15mを2本、延長10mを2本となり鉄筋量31t、コンクリート量は481立方mとなる。
P1は高さ28・7m、幅11・2mの張り出し式橋脚。315tの鉄筋と1125立方mのコンクリートで躯体を築造する。掘削土量は958立方m。基礎工としてφ2m、延長16mの場所打ち杭を9本打設する。鉄筋量60t、コンクリート量は452立方mとしている。また、建設地が山地であるために伐木も行う。
同橋の橋台および橋脚工事はこれまで、南波建設(東吾妻町)がP2、P3、P4、P5を完成させている。23年度はA2の施工を進めているほか、P6を2月に発注、いずれも南波建設が担当している。なお、下部工の整備については、今回公告するA1、P1で完了となる。
吾妻東バイパス2期工区は、箱島インターチェンジから植栗・中之条インターチェンジまでを結ぶ延長約6700m、幅員10・5mの新設道路。2014年度に事業を開始しており、29年度の開通を見込んでいる。