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建設新聞社
2024/03/01

【東北・秋田】プレステージ・インターナショナルがイオンモール大曲に事業所

 BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業を展開するプレステージ・インターナショナル(東京都千代田区麹町2の4の1 玉上進一代表取締役社長)は、大仙市内の大型店・イオンモール大曲1階の一部を改修して「秋田BPO大仙ブランチ」(仮称)を開設するとし、子会社のプレミアアシスト(東京都千代田区)で着工した。4月の操業開始後、採用人数が堅調に増える場合は、自社施設の建設も視野に入れ検討する。
 県の誘致企業に認定されており、2月28日に県庁で立地協定式を開催。玉上社長は「2003年10月に誘致企業として秋田市に拠点を開設して以来、大仙市の施設は県内5拠点目となる。20年前に比べ全国で人材不足が進み、優秀な従業員の確保が求められる中、女性や若者が集まるショッピングモール内に事務所をつくるのは採用増に向けた試みだ」と進出の狙いを説明。
 秋田県の佐竹敬久知事は「プレステージ社は福利厚生が手厚く、県内各地で女性の雇用の受け皿になっている」と歓迎。老松博行大仙市長は「イオンモールは交通の便が良く、買い物や飲食が可能なのはもちろん、昨年には隣接地に保育施設も開設しており、働きやすい職場が実現できる」と述べた。
 総投資額は1億円。既存の秋田BPOメインキャンパスと秋田BPO横手キャンパスのハブとなるサテライトオフィスとして業務を行う。
 イオンモール大曲1階のレストラン街の中に356平方bの事務所を新設する計画で、100席分のスペースを確保。防音などに配慮した施設とする。4月8日の開設時の従業員は15人の予定だが、採用が100人を超え、その後も堅調な人員確保が見込める場合は、仮事務所を別に確保した後、秋田や横手のような自社施設の建設を構想する。その場合、用地選定から設計、建設には4年程度を要すると見込む。
 また同社は、潟上市の県営昭和工業団地内で事業所の建設を計画し、22年4月に県と立地協定を締結。すでに設計・施工者を決めている。当初計画はS造平屋建て、延べ約8000平方bで、これを基に設計を進めており、今年後半にも着工、26年4月の操業開始を目指す。

 提供:建設新聞社