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北陸工業新聞社
2024/03/05

【石川】新年度に大規模改修/小松サン・アビリティーズ/小松市議会

 小松市議会3月定例会が4日に開かれ、代表質問が行われた。この中で「小松サン・アビリティーズ」について、新年度に大規模改修に着手する方針を市側が示した。表靖二議員の質問に越田幸宏副市長が答えた。
 市の教養文化体育施設「小松サン・アビリティーズ」(符津町地内)の施設規模は、RC一部S造平屋建て1557・63平方メートル。工事の時期は、安全性を考慮して施設の利用を全面中止し、夏ごろから年度末にかけて実施するとした。当初予算案に4億2380万円を計上している。
 計画によると、経年劣化への対応と熱中症対策として体育館に空調設備を新設するとともに、既設設備を効率的な方式に更新する。内装改修や屋上防水、トイレ改修、照明設備のLED化といったリニューアル整備を行い、施設機能の強化や利用者の安全性・快適性を向上させる。実施設計は建築を宮下建築設計事務所(小松市)。設備を西口設備設計事務所(同)が担当。
 このほか、宮西健吉議員が石橋川導水路や遊水地整備のスケジュールなどを質問。これに対し、越田副市長は「2月から導水路工事に着手している。引き続き、2024年度に導水路工事の継続分、25年度には遊水地の用地取得と工事を予定しており、石橋川排水区の内水対策強化へ取り組んでいきたい」と述べた。
 計画によると、市内中心部を流れる石橋川排水区での洪水対策として前川、市民病院南側に囲まれた向本折町地内のエリアで水田貯留(遊水地)を整備する。これに伴い、分水施設や導水路も築造する。実施設計は国土開発センターが担当。

hokuriku