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　国土交通省は、２０２４年度に着手する高速道路暫定２車線区間の４車線化候補として、東海北陸自動車道の飛騨清見ＩＣ〜白川郷ＩＣ間を含む１１カ所約５６・５キロを選定した。
　岐阜県側の飛騨清見ＩＣ〜白川郷ＩＣ間（約２３キロ）では、一部区間約４・６キロが４車線化候補に選定。事業費は約３００億円を見込む。整備には、高速道路の料金徴収期間を延長する改正法に基づいて得られる財源を活用する。このほか、４車線化の準備調査候補個所として両ＩＣ間の１１・９キロが選定され、事業実施環境を整えるため、現地状況を踏まえた調査や調整などを行う。
　今後、事業許可に向けて必要な手続きが進めらることになる。
　県内区間は付加車線設置を含め約３３キロですべて事業化。新田八朗知事は、「事業中区間の整備促進、残る飛騨トンネルを含む区間の早期事業化などに向け、岐阜県や沿線市町村と連携して取り組みを進めたい」とのコメントを発表した。