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建通新聞社四国
2024/03/01

【愛媛】県文南側県有地活用 3月中旬から再公募へ

 県民文化会館南側県有地活用事業に係る事業協力者の募集について愛媛県は、外部有識者による審査委員会の第2会合を開き、民間から企画提案があった1件を不採択とした。3月中旬にも再公募の手続きに入る見通しだ。
 県によると、参加表明書を提出したのは4者だったが、最終的に1者が企画提案書を提出。提案は参加資格要件を十分に満たしていると判断できない内容だったという。また今回の募集は期間が募集開始から企画提案書の提出までの期間が3カ月と短すぎた点も考慮し、次回は検討に十分な期間を設けたいとした。
 県は昨年11月に取りまとめた当該県有地の活用の方向性に基づき、対象地約1f(松山市南町1他)などを活用し県に人を呼び込む国内イベントや国際会議などに対応するMICE(マイス)施設の整備を目指している。今回の募集では県製造の請負などの入札参加資格、事業協力が可能な資力や信用力があり、主体的に投資などを行う意向のある者を含む単体またはコンソーシアムを対象に事業者募集を行っていた。
 一方、県は2024年度当初予算案に県有地活用推進事業費5582万円を計上。事業実施への条件整理や実施協定案作成などを支援するアドバイザリー業務の委託や当該地の土地鑑定評価と埋蔵文化財発掘調査などを実施することにしている。埋蔵文化財発掘調査は2年程度かかる見通しで、それまでに事業協力者の選定や事業者との実施協定締結などを進め、整備に必要な準備を急ぐ考え。提供:建通新聞社