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新建新聞社
2024/03/06

【長野】県施設の長寿命化修繕・改修32億円

ホクト文化の舞台機構改修など予定
松本家畜保健衛生所の空調改修設計
 県総務部財産活用課は3月6日、県議会総務委員会に2024年度に実施する県有施設の修繕・改修工事の内容を説明した。
 これは、県有施設の長寿命化等を図るために2021(令和3)年3月に策定した「中長期修繕・改修事業」に沿って進めるもので、それによると、予算額の合計は32億9564.6万円(25債務負担31億4006.7万)となっている。内訳は◇計画修繕18億2845.0万円(25債務負担10億7183.3万)◇県庁舎省エネ改修6億2441.3万円(25債務負担8億2049.3万)◇県有施設照明LED化1億4511.2万円(25債務負担7億9921.0万)◇合同庁舎受電設備等改修3億0668.7万円(25債務負担なし)◇県有施設浸水対策3億9098.4万円(25債務負担4億4853.1万)―。
 計画修繕18億2845.0万円のうち設計は、松本家畜保健衛生所の空調設備改修設計1件。工事はホクト文化ホール舞台機構改修工事ほか計20件を予定している。
 県庁舎の省エネルギー改修は、6億2441.3万円を投じて建築から100年以上使用できる県庁舎を目指すとともに、省エネルギー化を推進するためZEB化にむけた照明LED化の工事と空調設備の設計を実施する。
 県有施設の照明LED化は、1億4511.2万円をかけて省エネルギー化推進のため照明設備のLED化の設計と工事を予定。設計は県立長野図書館ほか計36施設。工事は工科短期大学校ほかで計7施設で行う。
 合同庁舎の受電設備などの改修3億0668.7万円は、公用車への電気自動車導入を推進するため、電気自動車用の充電設備設置に向けた設計と工事を予定している。設計は上田合同庁舎ほかで計2施設。工事は伊那合同庁舎ほかで計3施設を予定している。
 県有施設の浸水対策3億9098.4万円は、災害拠点施設における浸水対策を強化するため、止水板設置工事などを予定。非常用発電機の設置工事は県庁で計画。止水板等設置は、設計を飯山高校ほかで計42施設、工事は豊野町交番ほかで合計20施設を実施する。

提供:新建新聞社