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富岡市は２０２４年度、上州富岡駅北地区再編整備事業で行う街区道路３号線新設工事や駅北公園整備工事のほか、北部運動公園にあるデキの駅北公園へ移設するための展示スペースの設計業務を計画している。発注時期や委託時期については今後内部で検討する。なお、街区道路３号線の工事では電線共同溝工事も行う。24年度当初予算案に街区道路３号線工事費９０５２万８０００円、駅北公園整備工事費４７００万円、デキ展示スペース設計委託料５００万円をそれぞれ計上した。
同事業では街区道路３号線や駅北公園、デキ展示スペースの整備を行うほか、幹線道路１号線、街区道路１号線、２号線、４号線、５号線の整備を行う。なお、幹線道路１号線が19年度、街区道路５号線は21年度に工事が完了している。電線共同溝工事は街区道路３号線のほか、幹線道路２号線で予定している。
幹線道路１号線は国道２５４号バイパスから南進し、富岡駅東駐車場の北縁、西縁を通り上信電鉄までの延長約４５０ｍの路線。
幹線道路２号線は、主要地方道前橋安中富岡線と幹線道路１号線を東西に結ぶ延長約３５０ｍの路線。幅員は10ｍ。前橋安中富岡線から東へ向かった約１００ｍ区間（市道６０１０号線の一部）では約３ｍの現道幅員を拡幅する。残る約２５０ｍが新設区間となる。
街区道路１号線は、幹線道路２号線の拡幅区間から、ほぼ直線で南下する約１７０ｍ区間となり、幅員を８ｍに広げる。同線南側の一部は建築基準法の42条２項に規定されている道路（通称・２項道路）で、大部分は個人の公衆用道路となっている。
街区道路２号線は、前橋安中富岡線から東進し、富岡駅東駐車場までを結ぶ約２４０ｍ区間。市道６０１１号線（幅員約２・５〜３ｍ）と６０１２号線（幅員約４ｍ）で構成されており、８ｍへ拡幅する。
街区道路３号線は、街区道路１号線と街区道路２号線との接続部から南進、鉄道手前を東に向かい、幹線道路１号線へ接続する延長１９４ｍが対象。新設区間となり、幅員６ｍで整備する。南北を通る道の西側と東西に延びる道の両側には３００�o×３００�oの落蓋式側溝を延長３４４・３ｍ布設する予定。南北を通る道の東側には３００�o×３００�oの暗渠型側溝を延長32・７ｍ布設する予定としている。
電線共同溝工事については現時点で幅１２００�o×高さ１６００�o×長さ３０００�oの特殊部�T型（ＢＯＸ型）を３基布設する。うち１基はサイドボックス付きとなる。このほか、幅１２００�o×高さ１０５０�o×長さ４５００�oの特殊部�T型（Ｕ型）は１基設置する計画。電力地上機器部（変圧器）は幅９００×高さ１０５０�o×長さ２０００�oで２基設ける。特殊部電力�U型は幅９００�o×高さ１６００�o×長さ２０００�oとなり、１基設置する見通し。
入構するのはＮＴＴ線と電力線。ＮＴＴ線はφ１７５�oの１管セパレートＰＶを使用し１条布設する。電力線はφ１３０�oのＥＣＶＰ管を２条とφ１００�oのＥＣＶＰを３条布設する計画。
街区道路４号線は市道６０１５号線（幅員約４ｍ）、６０１０号線、個人の公衆用道路（幅員約２ｍ）で構成。幹線道路２号線の中間付近から南下し、街区道路２号線までを結ぶ延長約１６０ｍの路線。現道を拡幅し、５ｍ道路にする。
街区道路５号線は、前橋安中富岡線から上信電鉄線路沿いを東へ向かった延長約65ｍの路線となる。
駅北公園には待合室や自転車置き場、デキの展示スペースを整備するほか、防災用のパーゴラ、かまどベンチの設置も行う。デキ本体は長さ９・18ｍ、幅２・６７５ｍ、高さ３・８７４ｍ。既存展示スペースは長さ15・８ｍ、幅10・２ｍとなっている。