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滋賀産業新聞
2024/03/11

【滋賀】彦根市 消防本部の非常用発電設備更新

 彦根市消防本部は、21年度策定の「彦根市消防施設等適正管理計画」にのっとり西今町地先の「彦根市消防本部(本署)」庁舎で計画している数ヵ年の改修整備について、初年度23年度に行った高機能消防指令システムの更新(中間整備)に続き、24年度は老朽化した非常用発電設備の更新を計画し、改修工事費1億4685万円を含めた事業費を24年度当初予算案に計上した。実施設計は23年度委託・完了しており事業費を措置できれば24年度非常用発電設備の更新工事を彦根市から一括で発注公告し6月頃にも施工者決定・着工し、24年度中に完了させたい考え。現時点では適正管理計画で以後、計画している高機能消防指令システム更新整備(最終段階)は28〜29年度頃の発注・施工を見込み、融雪設備修繕の実施時期は決まっていない。
 24年度当初予算案で措置を図る消防関連の予算は、消防本部(署)の非常用発電設備改修工事1億4685万円や消防署犬上分署の救急消毒室整備工事498万3千円およびトイレ改修工事404万8千円を含めた消防本部(署)庁舎整備事業の総額1億5786万1千円。24年度施工を計画する消防本部(本署)の非常用発電設備改修工事の実施設計業務はケント設備設計事務所(彦根市)に委託し(23年6月13日開札)、23年10月31日までの期間で完了している。
 初年度の23年度は彦根市消防本部(本署)の高機能消防指令システム関連機器の更新整備(中間整備)について23年9月4日付けで協和テクノロジィズ滋賀事業所(草津市)と契約金額1億4049万2000円で随意契約し、整備を完了している。
 彦根市消防本部(本署)(彦根市西今町415)は、86年築のRC造3階建(別棟あり)、延2997・27平方b規模で敷地面積は6735・89平方b。21年度策定された「彦根市消防施設等適正管理計画」において21〜30年度の10年間を目安に高機能消防指令システムの中間整備、非常用発電設備の更新整備、高機能消防指令システムの更新整備、融雪装置の修繕を計画的に実施し、エレベーター設置等バリアフリー化の検討も予定している。
 「彦根市消防施設等適正管理計画」は21年度、彦根市消防本部が所管する19の消防施設を対象に、21年度から10年間の更新や長寿命化改修等の中長期的整備計画をまとめたもの。
 対象となるのは、消防本部・消防署1施設、分署3施設、消防団詰所15施設の計19施設。老朽化している施設が多く、構造体の寿命や設備の不具合等の問題を是正していくため、全体を把握し、総合的・長期的かつ多角的な観点で整備・運営の適正化を図り、安全・安心で継続的な消防施設等の利用を推進するとともに、中長期的な整備によって財政負担の軽減・平準化を図る。計画策定に係るコンサル業務はパスコ滋賀支店(大津市)が担当。

提供:滋賀産業新聞