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秋田建設工業新聞社
2024/03/08

【秋田】卸売市場再整備/アドバイザリーをプロポで公告へ

 秋田市市場管理室は、卸売市場の再整備に関し、6年度は事業者の公募に向けたアドバイザリー業務を委託する。公募型プロポーザル方式での選定を予定。6月に策定する基本計画を議会に説明した後、公告する。また、花き棟の再整備は別途発注。事業者の公募・選定と同時に基本・実施設計を進めるスケジュールとなっていることから、設計費の補正予算計上も視野に入れている。

 6年度は測量や樹木伐採、土壌汚染状況調査もそれぞれ実施。いずれも要件付一般競争で、4月の公告を目指す。当初予算案に事業費9,009万5,000円(アドバイザリー2,292万4,000円、測量2,437万4,000円、樹木伐採1,452万9,000円、土壌汚染状況調査2,772万円など)を計上している。

 卸売市場(外旭川字待合28)は平成3年度に建設された花き棟、昭和49年度に建設された青果棟、水産棟などで構成。経年でインフラ設備等の老朽化が進行しているため、現地ローリング建替方式による全面建て替えを行うもの。

 新施設の規模は、青果棟10,015u、水産棟8,845u、花き棟2,772u、管理棟3,360u、その他1,345u。設計費や解体費なども含む概算工事費は112億100万円(新設費88億1,600万円、解体費23億8,500万円)と試算している(数値はいずれも素案段階)。

 工事は、1〜3期(1期:花き棟再整備、2期:管理棟、青果棟、青果水産ごみ集積所、外構、3期:水産棟、物流センター棟、守衛棟、外構)に分けて実施。1期工事は6年度中に設計をまとめ、7年度早期に工事を発注。8年度末の完成を目指す。2〜3期工事については、設計施工を行う事業者を7年度中に選定。12年5月末の完了を目指す。


提供:秋田建設工業新聞社