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建通新聞社(岡山)
2024/03/13

【岡山】玉野市 東清掃センター内に廃棄物運搬中継施設を新設

 玉野市は、岡山ブロックの可燃ごみの広域処理計画関連で、「東清掃センター」内に廃棄物運搬中継施設を新設する。2023年度末に基本計画設計などのめどがつくことから、24年度当初予算案に建設事業費などを計上、議決を経て24年度中に工事着手する。工事は、プラントメーカーによる設計・施工一括発注方式を想定、4月中にも公募型プロポーザル方式で公募公告する案を市議会で明らかにした。
 公募型プロポーザルでは設計・施工ともに、長期包括的運営委託も考慮しているため、運営提案内容も含めて総合的に評価する方針。審査は公募から4カ月程度の期間が必要としており、8月に優先交渉権者や次点候補者を決定、9月議会承認で契約する見通しを示した。竣工は26年度末を予定。
 中継施設は、玉野市槌ケ原3072ノ5にある可燃ごみ焼却施設「東清掃センター」内の北西側で、可燃性粗大ごみ受け入れヤードや可燃性粗大ごみ破砕機などのあるエリアに建築面積は16b×23b、構造は2階建ての処理施設を建設する。
 処理能力はコンパクタコンテナ処理方式で計画処理能力78d/日量を想定。2階は約15b×16bの搬入プラットホーム、ホッパ投入エリア、受け入れホッパ室、電気設備、制御室など、1階はコンパクタ設備、脱臭設備、油圧ユニット、コンテナ配置(一部排水設備装置)とともに屋外に搬出車両待機スペースを確保する。ごみ軽量装置(10d車対応)2基、運搬車両10d車(アームロール式)5台、運搬用コンテナ(18㎥)8台なども備える。
 基本計画設計や環境影響評価など計画支援業務は、東和テクノロジー(広島市中区)が担当。
 岡山ブロック(岡山市、玉野市、久米南町)の可燃ごみ広域処理は、岡山市南区の岡南環境センターで広域処理する計画で、玉野市内の可燃ごみは新設する中継施設を経て同施設へ持ち込まれる。
 当初予算案には、事業費9723万円(内訳は基本計画設計業務委託料203万円、廃棄物広域処理施設整備委託料6690万円、中継施設整備業務委託料2788万円他)と債務負担行為(24〜26年度)限度額30億7461万円を設定している。

提供:建通新聞社