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建通新聞社(神奈川)
2024/03/12

【神奈川】横浜市 環状3号線汲沢地区等事業費大幅増

 横浜市道路局は、環状3号線汲沢地区など3地区の総事業費が、2019年度から約124億円増加し、417億円となったことを明らかにした。建設資材・労務費などの高騰への対応に加え、アンダーパス部周辺の地盤改良工事や擁壁築造工事を新たに追加する。用地が取得でき次第、工事を発注する見込みだ。22年度末現在の事業進捗率は63%(事業費ベース)で、事業期間は31年度まで。
 増額した事業費はおおむね、今後の施工対象となる汲沢地区の整備に充てる。同地区で整備する本線の延長は440b、国道1号上り線接続ランプの延長は260b。国道1号との交差部はアンダーパスとする。延長は約50bで、構造や工法は検討中。
 アンダーパス部前後の地盤が軟弱であることが判明したため、地盤改良工事に約34億円、擁壁築造などに約50億円の事業費を積み増す。
 建設資材と労務費、工事諸経費は約20億円、物件補償費などは約15億円の増額となる。
 総事業費の内訳は、工事・委託費が約275億円、用地・補償費が約142億円としている。22年度末時点の累計事業費は、工事・委託費が約131億円、用地・補償費が約124億円。
 環状3号線の汲沢地区と南戸塚地区、戸塚地区の整備事業では、戸塚町(柏尾川付近)から汲沢町(国道1号付近)を結ぶ延長2030bの本線と国道1号に接続する延長540bのランプを整備する。幅員は本線が22b、ランプ部が15b。このうち、柏尾川付近から国道1号下り線接続ランプまでの本線(延長1590b)と同接続ランプ(延長250b)が完成。南戸塚地区と戸塚地区の整備はほぼ完了した。
 23年度末の用地取得率(見込み)は約9割。

提供:建通新聞社