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日刊建設工業新聞
2024/03/12

【鳥取】「集いの森」関連/4件、6月頃から順次着工/工事費4・3億円で/倉吉市

 倉吉市は、同市駄経寺町の倉吉パークスクエア内で計画する「集いの森」(仮称)関連整備事業で、工事費約4億3000万円を予算措置する。駐車場整備、屋根付きの歩廊新築、景観整備工事、飲食物販施設新築の4件で構成する工事となり、6月ごろから順次着工する。
 2025年春に開館する県立美術館の来場者を、隣接する倉吉パークスクエアに引き入れ、賑わい創出につなげる周辺環境整備で、開館までの25年2月ごろまでに完成させる構え。工事費は、開会中の市議会3月定例会に提出した24年度一般会計当初予算案に盛り込んだ。
 「集いの森」は現在の「集いの広場」一帯の約3800平方bを対象に、景観整備工事、飲食物販施設の新築を計画。
 これに合わせ、関連工事として、県立美術館隣接地の解体したリス舎跡地約3800平方bに駐車場を整備するほか、美術館から駐車場沿いを経て「集いの森」に向かう延長100bに鉄骨造の屋根付き歩廊を新設する。
 工事費は、景観整備工事1億5048万円、飲食物販施設の新築5590万2000円、駐車場整備1億0066万3000円、屋根付き歩廊は1億2463万円。
 市は、美術館の設計を手掛ける槇総合計画事務所に、景観整備工事、飲食物販施設新築の実施設計を委託しており、7月上旬までにまとまる見通し。これを受け、市は両工事を9月までに発注する考え。景観整備工事は内容を踏まえ、土木か建築かの発注区分を決める。施設新築は木造平屋200平方b以内の規模になる予定で、建築一般向け。
 駐車場、屋根付き歩廊の工事は先行させ、6月ごろの着工を目指す方針。駐車場は土木一般、歩廊は建築一般向けとなる見通しという。
 4件のうち、駐車場、歩廊、景観整備の3件は、公募型指名競争入札の適用対象となる工事規模1億円以上の工事。市は予算案が認められ次第、発注方式などを詰める。

日刊建設工業新聞