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建設新聞社
2024/03/12

【東北・秋田】秋田市卸売市場改築の素案まとまる

 秋田市は、卸売市場改築の基本計画素案をまとめた。来年度は公募型プロポーザルでアドバイザリー業務を委託する。
 施設はS造で、総面積は現在のところ2万4573平方b。主な施設の延べ面積は青果棟9682平方b、水産棟8372平方b、花き棟1814平方b、管理棟3360平方b、物流センター棟1065平方b。青果棟と水産棟を敷地中央に建設し、間に大屋根を架け両棟の荷降場を配置する。
 花き棟は通常の公共工事として整備するとし、来年度に設計。2025年度に発注し、26年9月に完成する。同時期に民間の仲卸業者の花き低温センターも場内移転する計画で、2棟隣り合って整備する。
 ほかの施設はPPP手法で整備するとし、24年度から2カ年でアドバイザリー業務と事業者選定を実施。25年10〜11月に入札・仮契約を行い、設計を経て27年度から工事に入り、29年11月の建設完了、30年5月の解体完了を目指す。
 建設費は、設計費2億1714万円、工事監理費6809万円を含め88億8286万6000円、解体費は設計費7396万3000円、工事監理費3698万1000円、外構費含め25億7636万3000円を試算。
 なお新施設は、現敷地のうち南側の10万2000平方bに設ける。北側に生じる4万1100平方bの余剰地は、サッカーJリーグのブラウブリッツ秋田の本拠地スタジアムの建設地として活用する。

 提供:建設新聞社